平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

慶応義塾大学近くのサイゼリヤで感じた違和感について

もう数年前の話になるのですが、仕事でちょっと東京に行くことがあったのですが、夜ご飯にホテル近くのサイゼリヤに行きました。

 

田舎者の僕はこの日がサイゼリヤ初入店でして、

「都会独特のシステムがありはしないか。。」

などとビクビクしながら入ったのを覚えています。

 

僕は恐る恐るメニュー表を開き、一通り目を通したところで地方のファミレスとそう変わらない事に安堵しつつ、ボリュームに驚きながらも何かのパスタを注文したと記憶しています。

 

ほどなくして注文した品が来たのですが、お店の場所が場所なので学生が多く、田舎者である事よりも他の客層とのギャップに居心地の悪さを感じていました。

 

その時です。隣に座った慶応ボーイらしき四人組が就職についての話をしているのが耳に入ってきます。

 

流石は慶応ボーイ。

 

就活に行く予定の企業名も名だたる企業ばかりです。

 

しかし、その中の一人が

 

「〇〇(大企業名)は何かイマイチでー、、、」

 

みたいなことを言ってて、残りの三人もそれに同調する形でそれぞれの就活に関する報告をしあっていました。

 

当時の僕も小さいながら会社の経営をしていたので、

「大企業さんでもこんな風に言われるんだから、ウチの会社なんか相当言われてるんだろうなー」

と感じました。

 

しかし、そういう話はエスカレートするもので、ちょっとずつ悪口に代わっていきます。

 

それを聞いていると、僕の心の中では「よくもまー、まだ社会にも出て無いのに知ったようなこと言うよなー」と。

 

しかも、また話が進んで行くと

 

「あー、俺その会社興味ない」

 

という人まで出てきます。

 

僕は「君が興味ないその会社で何万人もの人が真剣に汗を流して働いて、その何倍もの家族がそれで生活してるのになー」と悲しい気持ちになりました。

 

確かに、いざ行ってみたら想像と違ったり、いくつかの選択肢の一つかも知れませんが、どれだけ高学歴でも社会人として一度も働いた事が無いのに否定するばかりってどうなんだろと思います。

 

何かを分かった気になってる彼らの将来が心配です(笑)

 

その時、僕はスーツを着ていたので彼らから見ても僕が社会人である事は一目瞭然ですし、そもそも老けて見られるので課長さんクラスに見られてもおかしくない僕が横にいるにも関わらず、そんな話ができる彼らって図太いなと思いますし、ある意味、その図太さだけは採用レベルです(笑)

 

人事担当者の皆様、是非とも大学周辺のファミレスでエゴサーチされる事をお勧めします。

学生さんからの生の声が聴けるはずですよ。