僕は自分自身で「サラリーマン不適合者」である事を強く理解しています。
義務教育を受けていた頃の得意教科と言えば
国語(この教科だけは全般いけました)
体育(球技、徒競走)
(図画以外の)工作
理科(テスト用紙がカラーなので好きだった)
くらいで、他の科目は
社会はまぁまぁ、算数そこそこ、数学って何?
というレベルです。
英語はビートルズが先生だったのでテストは惨敗。
なのに、今は日常会話なら聞き取れるのがまぁ不思議です。
最近も、外国人観光客に店を聞かれ、聞き取る事は出来たのですが話すことが出来なかったので歩いて店まで案内しました(笑)
そんな僕には大学に通う権利が付与される訳がありません。
日本中探せば入れて貰える大学は見つかるでしょうが、見つける労力と入る為の資金を考えるとどうもその気になれないんですよね。
結局、高卒で入れて貰える会社と言えば営業職がメインで、20代前半の頃はとにかく営業職ばかりしていましたが、その後も数社を転々とすることになります。若いというだけで雇って頂ける会社さんがあったことが救いです。
今までで一番会社組織として大きかった会社は親会社が東証一部上場企業で、グループ全体での従業員数が4万人を超えていましたが、何故そんな会社に高卒の僕が何故就職できたのでしょうか?
その頃の僕は、たまに「人当たりが良い」と言われていました。
なるほど。
学力も無ければ社会人としての経験も無い。
技術も無ければ特技も無い(お酒に強かったので皆さんからお金を徴収する係りだったり、酔いつぶれた先輩をタクシーに放り込む役目として飲み会では重宝されました)。
そんな僕は人当たりだけで生きてきたのだと実感してます。
しかし、30歳を間近にして結婚することになり、ホームヘルパーとして採用して頂いた職場での給料では妻を養う事への不安がよぎります。
そんな時、「今までも長く続いて3年だったから、最後の仕事にする為にも自分で起業しよう。」
という思いで起業を決意しました。
結婚を機に‟仕事”というキーワードを振り返った時、どうしても「自分の考えで動ける仕事がしたい」と思うようになり、冷静に分析した結果 ‟自分はサラリーマン不適合者なんだ” という事に気付かされました。
要するに
1、人の指示で動くのではなく、自分で考えて動きたい
2、要領(効率)が悪いやり方は変えたくなる
3、自分のモチベーションでしか働けない
4、同じことの繰り返しに耐えられない
5、年齢が上と言うだけで命令されるのに耐えられない
と、ここまでくれば完全に我がままで扱いづらい若造です(笑)
世の中の20代~30代では当たり前に経験し、それを乗り越えてこそ会社でも上り詰めていけるのですが、僕はどうしてもこの社会について行けませんでした。
しかし、このまま結婚しても転職を繰り返すばかりで収入が安定しないのでは妻に申し訳がありません。
なので、逆に言うと僕の場合は起業しか選択肢が無かったとも言えます。
学歴、コネ、お金、人脈、技術、経験、実績。
その全てが僕にはありませんでした(笑)
人脈と経験は、サラリーマン生活の最後に就いたヘルパーの仕事で、多少ついていたくらいです。
もし、僕の様にナイナイ尽くしの方で、「自分もサラリーマン不適合者かなー?」とお心当たりのある方はお気軽にご連絡ください。
もし、不適合者に適合した場合には僕がはっきりと烙印を押してあげます(笑)