最近ご相談が多いのが、「昼から通所してもいい?」というものです。
特に精神疾患の方は、睡眠薬を飲まれてる方が多いのですが、薬とのお付き合いはなかなか難しい様で、「薬飲んだけど眠れなかった」というお話をよく聞きます。
そこで、朝は必ず「昨夜はよく眠れた?」「何時に寝たの?体調は?」と聞きます。
その後、今日の洗車などのスケジュールを確認しつつ、どの作業に参加するのかしないのかを選んで貰って、「眠たい」という利用者さんには静養スペースで休んで貰ってます。
その間は勿論時給は発生しませんが、体調を整える事が第一と考えています。
朝一で通所できる利用者さんはほんの一部です。
それでも、「何とか行こう」と決心してくれることが最優先だと思っています。
フリーランスや裁量労働制など、働き方改革などの取り組みも一応はある様ですが、まだまだ自由な働き方は日本に根付いていません。
なので、彼らが社会復帰するには、定時に遅刻せずに出勤し、決められた時間までみっちり働く事が求められます。
それを実現する為には、先ずはそのルールに体を慣らす必要があります。
しかし、そう簡単に行かないのが現実で、その為に就労支援施設が存在してると思っています。
眠たい時は、「眠たいので休憩させて下さい」と自分の意思を明確に伝える訓練の目的もあります。
寝る事が決して悪い事ではないと思っていますし、それよりも自分の体調を整える為に、休息を宣言する事の方が重要だと思います。
先ずはルールを作る事が大切だと思います。
ルールが無いから「サボり」扱いになるのです。
休んでいいルールがあればサボりになりません。
これからも、ちょっとずつ必要に応じてルールを作っていきたいと思います。