今朝は冷え込みましたが、予想外に湯布院は暖かく過ごしやすい一日でした。
しかし、なんと今日は利用者さんが二人とも睡眠不足でペースダウン。。
のんびり作業でコツコツやってきました。
就労支援事業もそうですが、一般企業でも障がいのある方に仕事をして貰う上で重要なのが、特性を見出して適材適所に配置する事だと思います。
その事により作業効率は格段に上がりますし、集中力も続き疲れにくいです。
しかし、この『特性を見出す』こと、その上で『適材適所に配置する』事は難しく、なかなか上手くいかないケースが目立ちます。
しかし、業務の切り出しと言っても、無理やり作業を発生させるような事をしなくても、実はほんの少しの工夫でできるものなのです。
そこで、今日の草集め作業での業務の切り出しをした実例を出してみたいと思います。
草集め作業は非常に単純ですが、意外とチームワークが重要です。
草集め作業のおおまかな内容としては
①草をほうきで集める
②袋に詰める
③収集所へ持っていく
です。
これだけ見ると、『うん。普通に3工程しかないよね。』となります。
いつもはこの作業を
指導員1名(男性or女性)
利用者さん2名(男性と女性)
で作業を行っていますが、今日は女性の利用者さんが少し体調を気にしていました。
昨日、少し頭痛があってお休みをしていたので、『無理はしないで』と伝えていましたが、ご本人さんの希望で『休み休みやる』という事になりました。
なので、前半は車内で休憩してもらいつつ『いけそうだ』となったので、②の袋詰めをお願いしようかと思いましたが、『一工夫で我々の作業が楽になる工程はないか』を少し考え、彼女にお願いした作業が
写真では見え辛いですが(笑)、枝折り作業です。
ガっと掴んでポイっと袋に入れていくと、枝が袋に突き刺さり穴が開きます。
下手すると、そこから破れて袋を無駄にすることも。。。
そこで、彼女には枝をポキポキ小さく折って貰いました。
彼女も『なんか、枝の感触が良い』と好評です。
我々も、枝を気にせず袋詰めできるので作業効率が上がります。
今までは、葉っぱを掴んだ時点で大きな枝があれば折っていましたが、少なくない枝に手間を食っていました。
流れの中でやってる事は目につきにくく、当たり前の様にやりがちですが、袋詰め作業もよく見てみれば枝折りという作業が発生していたのです。
この様に、日頃から『ちょっと面倒くさいなー』と思っている工程に目を向ける事で、それ自体が効率を上げる為の作業になるのです。