ウチの会社としても、次の事業として何を仕掛けるのかを悩んでいます。
そして、観光客向けの宿泊施設が足りてないのも事実。
そんな中、随分前にも ”足りていない” と報じられていたニーズをここに来て再認識しました。
それが『高齢者の住居問題』です。
これは個人的な見立てではあるのですが、僕の住む別府は若者から高齢者まで ”貧富の格差” が凄く大きい様に感じています。
温泉を軸とした観光業がメインの別府では、”使う側” と ”使われる側” の収入格差がどうしても開きます。
それは別府市内を車で走って貰えれば誰でも実感できるもので、それが一部地域に集中している富裕層の ”大豪邸” です。
この ”大豪邸” は本当に桁違いで、今でもそのエリア周辺の土地は高値で売買されています。
そんな富裕層が一定数いる別府にあって、顕著に見られるのが ”長屋” や ”市営住宅” と言った低家賃住宅です。
もちろん、旅館の幹部にまでなったいわゆる ”中間層” もいますが、世で言う中間と言える程の層の厚さではなく、やはり働き手の数からすれば圧倒的に少ない感じです。
60年ほど前は、料理人や腕の良い大工さん、畳屋さんや瓦屋さんが ”別府で一旗挙げていた” という話も聞きましたが、その殆どが四国地方や中国地方からの移住者だったという話は有名で、今でも先代から引き継いだ2代目3代目が頑張っている様ですが、時代の流れもあって ”繁盛している” とは言い難い状況になっているようです。
そんな別府の現状を鑑みても、やはり高齢者向けの住宅問題は看過できないところまで来てるのかも知れませんね。
団地だって2階以上はしんどいし、長屋や借家だって寒くて住めたもんじゃありません。
少し、別府のニーズを拾ってみたいと思います。