半年後に開催されるカタールW杯では、初のベスト8を狙うそうですが、目標を持つ事は良い事です。
ただ、なぜブラジル相手に0-1と惜敗だったにも関わらず、チュニジアには0-3と完敗してしまったのでしょうか?
記事を読むと、ブラジルにはそもそもコンディションの問題があったという報道もありましたし、僕自身はブラジル戦に対してそれなりの ”強い思い” を持って臨んでいたとでは無いかと思います。
チュニジアを舐めていたという事は絶対無いでしょうが、本戦出場への切符を手にする為には 『絶対に落とせない』と意気込んで臨んだ選手が数名いました。
僕が見る限り、この『絶対に落とせない』と臨んだ選手こそ空回りし、不発に終わった様な気がしてます。
でも、これこそ森保監督としては見逃せない ”判断基準” だったに違いありません。
W杯という大舞台。
『魔物が棲む』とも言われますが、下馬評を覆すチームは必ず出てきます。
そんなチームに日本がなれるのか?となると、現状では厳しいですよね。
確かに、昨日は本当にプレッシャーの掛かる試合ではありましたが、そこで実力を出せるかどうかを森保監督は見ていたと思うんです。
何故なら、現在の日本代表の真の実力だけではベスト8なんて到底叶わない目標なので。
そんな中で迎えた6月のチャレンジカップ。
中身を見れば、10番南野、11番久保に関しては、落選させないと国民が納得しないレベルまで来ている様な気がします。
日本って、何か変な国民性を持っているなーとつくづく思っていて、直ぐに
『日本の至宝』とか
『絶対的エース』とか
そういうキャッチコピーを付けたがりますよね。
僕は、別に久保選手を『日本の至宝』だなんて思いませんし、『絶対的エース』の存在が必要だとも思っていませんので、誰かがそう呼ばれてる事には違和感しかありません。
そもそも、W杯での活躍後に、実績を表して『至宝』や『エース』というなら未だしも、現実としてまだ誰も活躍してませんよね。
日本サッカーのレベルは、前回のW杯の頃と比べても格段に上がってると思いますし、U-23の世代には海外在住で、これまでJFAが認知していなかった選手の掘り起こしが進んでいるとも聞いています。
そろそろ日本も、 ”突出した一人” をヒーロー的な扱いをするのではなく、個々の総合力で勝っていくチームを目指した方が良いのではと思います。
何故、ブラジルは強いのか?
そもそも全体的なレベルが圧倒的に高いですよね。
その上でネイマール選手の様なエースが居るからですよね。
日本は、このエースにばかりこだわるから弱いんだなと思います。
4年に一回の祭典です。
勝とうが負けようが、サッカーと言うスポーツを楽しもうじゃありませんか。