平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

キャッシュフロー経営で危機を乗り切れ!

いくつかブログ記事を書きだしてはいるのですが、公開に至らない記事ばかり。。

 

以前からよく陥っている事なんですけど、書いてる途中で話が少し逸れちゃったりするんですよ。

 

でも、結論はしっかりと題名通りに着地するのですが、どうも記事が長くなりすぎてる感じがして、公開をためらうんです。

 

でも、その逸れてる様に感じてる部分も重要な部分なので削れない。。

 

んー、難しいですね。。

 

 

 

という事で、今回の記事はキャッシュフロー経営について。

 

 

キャッシュフロー経営とは

www.saisoncard.co.jp

簡単に言うと、『お金が入ってくるタイミングと出るタイミングをしっかり見て経営しましょうね』という事。

 

月次の成績は会計事務所さんから貰う損益計算書で、利益がどれくらい出たかは把握できます。

 

しかし、ウチの会社みたいに5月の売上分の入金が7月となる場合、およそ2か月のタイムラグが生じる訳で、発生主義での会計を行ってる場合にはそれが読み取れません。

 

 

そこで僕はキャッシュフロー経営をベースにして、毎月の売り上げとキャッシュイン、キャッシュアウトが分かる表を自作しました。

 

これは、年月を重ねる毎に精度を増す様に心掛けて作成していて、前年の傾向から今年度の単月を予想できる様にしています。

過去三年分を振り返り、分析をする事で傾向が見えてくるだけでなく、手元のキャッシュが目減りするタイミングが見えてくるんですね。

 

単純に、2月は稼働日が少ない事から売り上げも下がるので、その分だけ4月は資金繰りが厳しくなるのは当然です。

 

そこで、その他の売り上げが好調であったとしても、僕の判断としては『借りられる内に借りておこう』となります。

 

銀行融資は、申し込んだからと言って翌日に入金なんて事はありません。

 

長い時で2か月程度要する事もあります。

 

その事も有り、

①業績が好調な内に

②2か月後のキャッシュフローを予測し

③先手を打つ

事が重要になります。

 

例えば、一か月の売上が350万円だったとしましょう。

その350万円が一括で翌月に入金されるのであれば、資金繰りは比較的簡単になりますが、セグメント別に15日だったり月末だったりする場合にはキャッシュフローに注意が必要です。

 

しかも、その中に現金での集金がある場合は尚更です。

 

 

そして、支払いもしかり。

 

カードの引き落としやリースの支払い、家賃に給料、銀行への返済も全部タイミングが違います。

カードが5日、リースが7日、返済15日、給料20日、その他が月末だった場合で、収入の350万円の内250万円が15日入金で残りの100万円が月末だとしたら、月内にいくら支払いつつ、翌月頭までいくら残しておかないといけないかを考えないといけません。

 

これがいわゆるキャッシュフロー経営です。

 

 

『4月の支払いを済ませた後に、5月の頭を考えると手元キャッシュが不安になる』

という予想が付くので、『2月の段階で融資を申し込んでおこう』となる訳です。

 

2月に融資を申し込んで3月に入金があった事と、3月4月が堅調だった事もあり4月の苦境は難なく乗り越えましたし、6月入金分も見えていますので何とか乗り切れそうです。

 

ちょっとしたイレギュラーはあったものの、転ばぬ先の杖を準備できたのは間違いなくキャッシュフローに重点を置いた結果だと思います。

 

 

今のコロナ禍の様に、世の中っていつどうなるかなんて全く分かりませんよね。

 

 

ウチも、影響が無いかと言えばそれなりに出ています。

 

 

正直、かなり不安にもなりました。

 

 

でも、やれる事は手元の現金を手厚くする事だけですよね。

 

 

どれだけ長引くのか、福祉関連事業者にいつ頃になって影響がでるのかなんて誰にも分かりませんから。

 

 

毎日(たまにサボりましたけど)コツコツと表を付けながら、その数字が何を意味するのかを考える事ってやっぱり大事なんだと思います。

 

 

 

業種によって表の形は違うと思いますが、取り敢えず作って良かったと思います。

 

 

もし、手元の現金の動きが分からないという経営者の方がいらっしゃれば、相談して頂ければと思います。

 

 

(報酬は頂きますけど)協力しますよー