今月10日、若干20歳でプロ3年目の千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手が、史上16人目となる完全試合を達成した事が話題ですよね。
しかし、その日の試合は地上波放送が無く、有料チャンネルのみでの配信だけだったそうで、地元の千葉テレビには苦情が殺到したとのこと。
それに伴い、テレビ東京が放送権を獲得に動き、次回登板予定の日曜日の放映権を獲得したそうです。
んー、何なんでしょうか。。
これって、昨日の記事にも書いたJR西の問題と本質が同じだと思いますし、そこにメディアの質の悪さが上塗りされてると感じます。
ここで感じる問題の本質とは
①千葉ロッテマリーンズの試合では視聴率取れないから放送してないのに、偉業達成した時だけ『なんで放送してないんだよ!!』とクレームを入れる市民の民度の低さ
②マスコミは直ぐにヒーローとかヒロインを作りたがり、瞬間的に燃え上がって直ぐに燃え尽きる
③無駄に騒ぐことで、佐々木投手がプレッシャーを感じてしまい、本来の投球ができなくなる可能性がある
これって、現代日本人の傾向ですよね。
『映える〇〇』とか、『美しすぎる〇〇』とか、そのものの本質を見失わせる傾向がありますよね。
例えば、『映えるカツ丼』が話題になったとしても、味が『普通に美味しいカツ丼』だった場合には話題は長続きしませんよね。
でも、カツ丼って ”そもそもが” カツ丼なんで、普通に美味しくて当たり前の部類です。
なのに、一時期話題になったがばっかりに一見さんが増え、常連が行けなくなる事で『ブーム後に客足が戻らない』なんて事もしばしば。
こうやって、意図せずに色んなものを消費してしまってる気がしてなりません。
元SPEEDのメンバーで、今は国会議員になってる今井絵理子さんの不倫騒動って、今どうなってるか知ってる人います??
ちゃんと国民に納得のいく説明してましたっけ??
『一回報道したんだから〇ぬまで追え!』なんて言うつもりはありませんが、中途半端に終わるなら『なんで初めから報道すんの?』という気持ちですね。
何もかもを刹那的に消費するようなやり方をそろそろ止めて、報道の役割をもう一度しっかり考えて欲しいものです。