平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

子育てに絶対は無いと言われますが

仕事終わりに、三男坊の友達の所に行ってきました。

実際に行ってみると、前情報とは違う部分もいくつかありましたが、『そういう噂話』が出る理由も理解できました。

 

僕が訪問した時、怪訝そうな顔をしながらお母さんが出てきましたが、三男坊の父である事を告げると気持ちよく出迎えてくれました。

 

しかし、直ぐに何かを察した様で(過去に前例があるようで)訪問の理由を直ぐに聞かれました。

僕は用件を端的に告げると、町内に響き渡らんばかりの大声で息子の名を呼びます。

 

こだまする声を聞いて、こっちが恥ずかしくなるほどの大声です。

 

そして、S君が来るなり『あんた三男坊君にそんな事言ったの!?言ったんやろ!?どうなん!?』と激しく畳み掛けながら詰め寄ります。

 

これじゃー、S君も何も言えないなーと思いながら親子のやり取りを見守ります。

 

お母さんは、S君に話かけたかと思ったら、突然僕に話しかけたりと、忙しい性格です。

 

そして、『ウチは子供の事には口を出さないようにしてるんで。』と。

 

そこはウチと真逆だなーと考えていると、お母さんがS君のプルプルの二の腕をバシバシ叩いて催促し始めたので、僕も『まぁまぁ』と言ってお母さんを静止し、S君の目の高さに合わせてしゃがみ、穏やかに話しかけました。

 

『S君は、どんな風に三男坊君にお願いしたの?』と聞くと、『持ってって、、。』とか細い声で答えます。

『でも、三男坊君も凄く沢山の荷物を持ってたよね。S君の荷物も持って、凄く大変だったって。』

S君は小さく頷くと泣き出しました。

 

僕は更に、『せっかく同じ学年のお友達なんだから、三男坊ともっと仲良くして欲しいなーと思って、今日はお話に来ました。』と伝えてお母さんにも『植木鉢は後日で結構なので、取りに来てください』と伝えて帰りました。

 

すると、10分後くらいに親子で来てくれました。

S君は気不味そうでしたが、同じく気不味そうな三男坊を呼び、二人揃って話をしました。

 

『今回の事は、仲直りにしよう。 学校は楽しい方が良いでしょう? 仲良くした方が、学校が楽しくなるよ?』と話し、『握手してみない?』と提案しました。

 

三男坊が、『何で握手するん?』と聞いて来たので、『パパが外国人のお友達と挨拶する時は握手してるでしょ? 海外では当たり前なんだから。 君達は握手を当たり前にしないと。』と無理矢理こじつけて握手を求めました。

すると、三男坊が手を差し出し、S君もそれに応じる形で握手しました。

 

その後、S君は誰に促される訳でもなく『ごめんね』と言ってくれ、三男坊も『いいよ』と応じます。

 

明日以降どうなるかは分かりませんが、僕はS君が帰った後に改めて三男坊と話をしました。

『お友達は君が選んで良いんだからね。仲直りしたからと言って、これからも無理矢理仲良くしなくて良いんだよ。遊ぶ相手は君が選びなさい。』と。

加えて、『パパは君の最強の味方だから、困った時は直ぐに話してね。 喧嘩じゃなくて、仲直りのお手伝いをするからね。』と話しました。

 

発達障害のある三男坊君は、それだけでイジメや冷やかしの対象になる可能性があります。

 

そんな時は、お兄ちゃん達の力を借りる事もあるでしょう。

 

その事を、お兄ちゃんにも個別で話をしてお願いをしましたが、それを快諾してくれるお兄ちゃんにも感謝です。

 

怒りは感情でしかありません。

なので、他人の子供であっても、愛情を持って叱る。

 

『こんな風に困ってたよ。』

『嫌だったて言ってたよ。』

 

これからも、子供に真剣に向き合いたいと思います。