波紋を広げてますよねー。
森さんの発言は、女性蔑視問題としてボランティアと聖火ランナーの辞退にまで発展しています。
僕も正直な所は『こりゃ駄目だな』と言うのが率直な感想です。
自分の考えを言いたい気持ちは分かります。
だってそれは、元々が政治家だから。
でも、今は政治家じゃないので、自分の考えを何でも言っても良い立場ではありませんよね。
しかも、その考えが時代錯誤だったとすれば尚更。
『森さんしかいない。』
そんな声も聞こえますが、
『森さんしかいない』
状況を作ってしまったのも事実。
そして、それもまた我々有権者がその一端を担ってしまった事を自覚するべきなのです。
JOCの会議の進め方について、『なるほど』と思った意見がありました。
『森さんしか居ない』
理由は、
『森さんは電話一本で話を纏められる』
と。
要するに、森会長は全てのシナリオを既に描いていて、そのレールに閉会式までの流れを載せているだけだと。
なので、新たな意見は求めてないし、言われても困る。
そこに、ラグビーW杯の理事が来た事で“今更”意見を言われる事に郷を煮やした。
その意見を言った方こそが女性なのです。
森会長は、完全に出来レースを作り上げていたのに、そこに“世間の目を気にした女性の意見”を国を上げて無理やりねじ込もうとしたのがそもそもの問題点なのです。
森会長は失言が多いという前提があるので、選んだ事自体に疑問がありますが、“女性”を体面に利用した事にも大きな問題があります。
女性は体面の為に利用する対象では決して無く、女性が中心となって会長を選ぶ位の重要度があります。
森さんしか居ない日本。
悲しいなー。
人材不足なんですね。
日本という国の根本的な課題を、オリンピック・パラリンピックが露呈させてくれた感じがします。