平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

発想の転換って意外と難しい

最近は天気が読めませんねー。

 

朝が極端に涼しかったり、逆に日中は気温が急上昇したり。

 

かと思えば一時的に雨がぱらついたり予報が前後したりと、全く予想がつきません。

 

 

商売をしていると、ほぼほぼ毎月の様に予想外の展開が起こるものですが、このコロナウイルスに関しては、その影響の大きさも踏まえて誰も予想はできなかったと思います。

 

転ばぬ先の杖という言葉の様に、問題が起こらない様に予めルールを定めたり、禁止事項を設けたりすることはよくやる事です。

 

しかし、大抵の問題と言うのは人知を超えてきます。

 

そこで試されるのが応用力と発想の転換力ではないでしょうか。

 

しかし、ルールで縛る形に頼っていては、特に発想の転換力という点については欠如しがちだと感じています。

 

「何かが起こってから考える」というと「それは行き当たりばったりだ」となりがちですが、全ての事象を想定したり想像する事自体が絶対に不可能なので、日頃の小さな問題から、解決する力を鍛えておく必要があると思っています。

 

 

今回のコロナの影響をモロに受けた飲食店が、テイクアウトに活路を見出そうと必死で踏ん張っています。

 

しかし、これには食品衛生法をクリアしなければいけないという課題が潜んでいて、今は保健所もこの時期なので静観という立場ですが、いつ覆るかも分からないというリスクがありますし、また、テイクアウト用の容器不足が顕著になってきているという話も耳に入ってきました。

このまま不足している状況が続くとなると、容器の値上がりを覚悟しなければなりません。

そうなると原価が上がってしまうため、利幅を圧迫するか価格に転嫁するかを検討する事になりますが、「店より割高」感が出てしまうと客足が遠のく要因にもなります。

 

確かに、ただ家でじっとしている人にとっては、食事というストレス発散方法は大いに有効だと思います。

 

調理の手間が省けて、美味しいものが食べられる。

 

しかし、この付加価値だけでどこまで持ちこたえられるでしょうか。

 

マスク不足が声高に叫ばれて約2か月弱。

 

別府では、その声はもう聞かれません。

 

 

まごころ洗車隊として今できる事。

それが車内除菌サービスでした。

 

実は、昨年夏ですが、店舗に設置してあるキッズスペース専門の除菌・消毒サービスを立ち上げました。

結果は惨敗。

受注ゼロです。

 

まぁ、チラシを作って携帯電話ショップや自動車販売店を経営する友人に話を聞いてもらった程度だったので、真剣に営業すれば取れたのかもしれませんが、いずれにしても結果はゼロでした。

 

今回は、洗車というキーワードから枝葉を付けていくという発想です。

 

当時も洗車をしていましたが、車内清掃サービスを行っていなかった為、サービス対象をキッズスペースにしましたが、それから一冬超えて車内清掃もサービスとしての提供が可能になったので、車内除菌サービスに切り替えたのです。

 

飲食店さんにも、周囲を見渡せば様々な資源があるはずです。

 

既にお金を払っている店舗なんかもそうですし、食材や調理器具などの設備関係もその一つです。

 

お店の看板メニューの調理方法を動画で配信する事もできます。

 

余っているものが、他所では高く売れることだってあります。

 

飲食店という業態からは、なかなか枝葉というものを出すのは難しいかも知れません。

 

しかし、例えばですけど、ご自身のお店で仕入れている食材を一般のお客様向けにデリバリーするのも一例としては考えられます。

 

飲食店の強みと言えば、その仕入れ力ではないでしょうか?

 

日頃から原価計算に余念がないオーナー様は、どこで何を買えば上質で安いのかご存知なはずです。

 

その知識と仕入れ力を駆使して、買い物代行の様な食材お届けサービスをするといった具合です。

 

商品は真空パックでの冷凍やチルドで提供すれば、営業再開する時の材料にもなります。

 

飲食店の殆どは、現金を回す事で成り立っています。

 

であれば、現金が手元に入ってくる仕組みが無いと成り立たなくなってしまいます。

 

今手元にあるものをじっくりと見つめなおしてみると、意外と資源になるかも知れないですよ?