平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

やりたい仕事が見付からなかったので、やりたい事を仕事にしました。

皆さんは子供の頃に抱いていた、将来の夢とかありますか?

 

幼稚園の頃➡飛行機のパイロット!!

 

小学校低学年➡プロ野球選手!!

 

小学校高学年➡自動車整備士!!

 

中学生➡釣りバカ日誌の浜ちゃんみたいな生活!!

 

高校➡やばい。将来ってどうやって決めるの?

 

という具合に、将来の‟夢”というものが見事に尻すぼみ(笑)

 

何なら迷走してました。

 

 

親父からは

「大学は出ておいた方が良い。その時にしか出来ない事や友達が沢山ある。社会に出てから学びなおすのもとても大変だから。とにかく大学は行きなさい」

 

と言われましたが、僕は

「行く事への意味が‟経験”であれば、その経験を積む為だけに高い学費を出して貰うのは気が引ける」

と返しました。

 

 

すると親父からは

 

「いや。学費は自分で払え。」

と。

 

僕は結局「経験の為だけに借金背負いたくない!!」という結論に至り、高卒の道を選択しました。

 

この選択が正しかったかどうかは未来の自分で決まります。

 

もし今の僕が、超卑屈で根暗で夢も希望も持てない自分になっていたとすれば、

「あの時大学を出て、就職先の幅を広げるべきだった」

という思考になっていたかもしれません。

 

でも今の所はやりたい事を仕事にできているので、高卒の道を選んだ事に対する後悔はありません。 要するに、今の自分が過去の選択を悔いる事があるならば、それは現状への不満の表れであり、過去の後悔に縛られてるだけだと思います。

 

未来の自分を作るのは現在の自分なので、未来の自分をより良いものにする為には現在の自分が向上し続けるしかないと思います。

 

向上の切っ掛けを与えてくれるのは、自分自身の強い意志と自分を取り巻く社会の中にあります。

 

友達、恩師、上司、部下、地域の方々、ゴルフ友達。

 

社会に出てしまえば、環境の代表格は会社になりますが、自分の情報収集能力だけで、本当にやりたい事が出来る会社、自分の能力を最大限に向上させてくれる会社を探し出すのは至難の業です。

 

大学生程の年齢になると少しは社会の仕組みが分かる様になり、冷静な判断ができる様になっていたとしても、世の中はもっと広く、もっと深いので、その時の判断が絶対であることは先ずないと思います。

 

もし、選択に間違いがある事に気付いたとしても、それは自分がそう思っているだけかも知れず、自分が間違いと思った事自体が間違いの可能性もあります。

 

そんな時こそ、周囲に相談してみる事が大切です。

 

やりたい仕事が見つからない。 のであれば、先ずは今目の前にある仕事に真剣に取り組んでみて、結果を出してもそれでも悩むなら周囲に相談してみてください。

 

真剣に取り組んでみて、優秀な成績を収めるなどの実績を出すと見える景色が変わりますし、あなたに対する周囲の目も変わります。

 

そうやって、自分の正しい現在の立ち位置を客観的に確認できる環境で判断するのが、正しい選択の一つだと思います。

 

僕は29歳で最初の起業を決意しましたが、その時両親に相談したところ、親父から言われた言葉が

「今のあんたなら大丈夫やろう」

でした。

 

やりたい仕事が見つからない場合の選択肢の一つが、「やりたい事を仕事にする」です。

 

しかし、やりたい事だけで食っていけるほど、世の中甘くありません。

 

僕も毎日の様に「世の中って世知辛れ~な~」と思ってます。

 

それでも、希望があるから進めます。

 

へこたれない覚悟があるなら、やりたい事を仕事にしてみてはどうでしょうか?