平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

就労継続支援B型が今日からスタート!!

台風一過の影響か、洗車を朝から3台、飛び込み予約を仕上げてきました。

 

台風が来ると、走っていなくても汚れるもので、かなり良い感じに綺麗になりました。

 

 

昭和の時代は、

 

「台風が来れば、瓦屋が儲かる」と言われていましたが、

 

 

これからの時代は

 

「台風が来れば、洗車屋が儲かる」と言われる日が来るかも知れませんね。

 

 

さてさて、本日10月1日は何の日かご存知でしょうか。

 

「法の日」

 

確かにそうです。

 

「コーヒーの日」

 

それもあります。

 

福祉用具の日」

 

もあるようですね。

 

それと同じくらい大切なのが、

 

「障害者就労継続支援B型事業所 スバル」の開所日だという事。

 

待ちに待ったB型作業所としてのスタートを、ようやく切る事ができました。

 

心機一転、仕事を更に沢山頂いて、社会に貢献し、高工賃を目指していきたいと思います。

 

折角なので、ウチの取り組みを一つだけご紹介させて頂きます。

 

 

スバルでは、工賃の日払い手渡しを基本としています。

 

これは何故かと言うと、B型を利用される方の中には、生活保護と障害者年金が主な収入源となっている方が多いため、二か月に一回の支給日を首を長くして待っているケースが殆どです。

 

ただ、この「何か月かに一回」という支給方法は不親切な面があります。

 

ウチも、こども手当を頂いていますが、子供の食費やおむつ代などは毎日掛かるもので、数か月に一度の支給では上手くコントロールする事はできません。

 

それと同じように、障害者の方々も数か月に一度振り込まれた時点で、滞納していた家賃をまとめて引き落とされたりするので、手元には現金が残らず、食事にありつけないという現実があります。

 

その事を加味した結果、現金手渡しを基本とすることにしました。

 

 

そこで、もう一つの工夫として、その日の工賃の10~20%を会社が一時的にお預かりし、月末に皆勤手当てなどとまとめてお支払いするというものです。

 

なぜ10~20%を預かるかと言うと、スバルでは日額2,000円の工賃も可能です。

しかし、稼いだ2,000円をその日に使い切ってしまう事も考えられます。

 

 

稼いだ工賃は、確かに本人のお金です。

 

しかし、その稼いだお金を大事に使って欲しい、計画的に使って欲しいとの思いから、その日の食費と翌日の昼食代を目安に渡すことにしました。

 

例えばこうです。

 

例)時給 170円×5時間=850円

  洗車1台当たり200円×6台=1,200円

  配送1件200円×3便=600円

  一日合計=2,650円

  内20%=530円を預かり

  日払い支給工賃=2,120円

 

この工賃が毎日続くとは限りませんが、500円程度を毎日預かり、20日の出勤を終えた場合は

  預かり分=10,000円

  皆勤手当て=5,000円

  精勤手当=3,000円

  施設外手当=200円×20日=4,000円

  合計=22,000円が月末に支給されます。

 

  日払い分の工賃 42,400円と合わせると月額64,400円の工賃となります。

 

これはあくまで目安ですが、これだけの仕事は準備されています。

 

時給が低いのでは?というご指摘を頂くことが多々ありますが、不公平感を無くす為には今のところはこの形が良いと考えています。

 

同じ時給単価で、仕事量が変わってしまうと不平不満が必ずでます。

 

「僕の方が洗車を沢山してるのに、給料が一緒なのは納得いかない」という具合に。

 

 

やったらやった分だけ、工賃に跳ね返ります。

 

ぜひ一度、お気軽に見学に来てみて下さい。

 

多種多様な作業を準備しているので、必ずあなたに合った作業が見つかるはずです。

 

お待ちしています。

 

 

0977ー76ー8930