いやー、めっちゃ雪降ってますねー。
天気予報ではとっくに雪は降り止んで、曇りになってる予報なんですが、時折小降りになるもずーーっと降り続いてる感じがするくらいに降ってます。
明日はいつも可愛がってくれてる先輩とゴルフの予定でしたが、月曜日に順延となりました。
せっかくのチャンスなので明日はゴルフ用品店にお出かけして、防寒対策を万全にしようと思います。
さて、題名の内容になりますが、以前も記事にしていた就労支援事業所の報酬単価の設定基準についてですが、提出用に書類を作れば作る程にその矛盾点が明らかになり、ムカムカしています(笑)
その算定方法は至って簡単で、対象となる期間に
(支払った工賃総額÷工賃を支払った月数)=月額平均工賃
で算出されます。
そりゃ、その計算をすれば ”平均” は出ますわね。 僕でも分かります。
でも、なんでこんなに乱暴な数字を根拠に報酬単価が決められにゃならんのでしょうか。
僕が乱暴だと言う理由
- 体調や服薬の関係で毎日通所できない人は、月額工賃も必然的に下がるよね?
- ビルメンなどの外仕事と、内職系の施設内作業では工賃に差が出て当然なのに、工賃を同等にしなきゃいけないの?
- 毎日来てても、午前中だけを希望された場合には月額工賃下がるよね?
因みにですけど、ウチの平均時給単価は440円を超えています。
これは、施設内作業を希望する人にも様々な手当を支給したり、箱折箱詰め作業の一つ一つにも歩合単価を設定している事に起因します。
箱折箱詰め作業で時給400円なんて到底払えません。
では、これはどこから捻出するかというと、それは外仕事に出てくれてるメンバーが稼いでくれてる事業費が原資になります。
『それでは、外仕事の人にとって不公平だ!!』
というご意見もあるでしょうが、外仕事の月額平均工賃は45,000円台を超えますが、中仕事の月額平均工賃は25,000円程度となります。
要するに、時給だって平均すると440円以上ですが、貰ってる人とそうでない人の差があるという事なんです。
外仕事の人たちも、ずーーーっと外という訳にもいきません。
体調が悪かったり、天気が悪かったり、現場が入ってなかったり。
そんな時に備える意味でも中仕事を十分に確保しておくことは重要です。
そうやって中仕事を確保している以上、誰かがやらなきゃいけませんよね。
ウチは、そうやって全体的なバランスを取っているのに、月額平均工賃で見られてしまうとグッと下がってしまうんです。
今のやり方では、厚生労働省が掲げるノーマライゼーションの理念
「障害のある人が障害のない人と同等に生活し、ともにいきいきと活動できる社会を目指す」という理念
にも沿えないのではないでしょうか?
様々な障害種別や特性のある方を受け入れた結果、少日数、短時間、軽作業などの様々なニーズに対応する事になりました。
しかし、その結果が報酬単価の引き下げに合うとは、とんだはしご外しだと僕は思います。
基準となる月額工賃が5,000円刻みで設定されているのですが、昨年までは上から2番目(平均30,000円以上)に高かった単価が今年度も来年度も3番目(25,000円以上)にランクダウンしました。
『なんで平均工賃が下がったのか、その理由を書け』
という部分もあるのですが、その答えはシンプルに
『中作業の人を受け入れたから』
です。
これがダメって言われたらどーしよーもないですよねー。
何を言ったって、どうせ国会議員のセンセイには届かないでしょうが、本当に何とかして欲しい。。
ちょっとマニアックな制度の話をしますと、報酬単価の基礎報酬とは別に、加算というものがあります。
利用始めたばかりの利用者さんが対象=初期加算
利用者さんの送迎を行った場合が対象=送迎加算
こんな感じでいくつかの加算があるのですが、これは障害者福祉施策を実行する上で、利用者さんに有益と思えるサービスを提供した際に加算として貰えるという考え方です。
それを前提をした上で
施設の外(受託先の工場や施設におもむく事)での作業が対象=施設外加算
があるのですが、これは一般的に障がいのある方にとっては外仕事はハードルが高いという認識の基に設定されているハズです。
なのに、この施設外加算も年間180日までしか申請できないという、有限の加算なんです。
何で年間の日数を設定する必要があるのでしょうか??
外に出したいんじゃないの?
一般就労と同じような作業をしてもらいたいんじゃないの??
結局、中作業を推奨してるのと同じですよね。
だって、外仕事には制限をつけてるんですから。
別に、180日を超えても外作業には行けます。
でも、事業所に入ってくる報酬はカットされてます。
外仕事に連れて行くのに車もいるし、燃料だって焚いてます。
なのに報酬減らされるって何なんやろ。
こんな矛盾を抱えながら毎日頑張ってます。