別府市の現状
最近は専らWorld Cupのインチキ予想屋というポジションが確定しつつありますが、
実の所、本業は別にあります。
その一つが「買い物代行事業」です。
実は、我々がSICを運営しているここ別府市は、人口が約11万人強でありながら、60歳以上が約40%以上を占めています。
60%は若くて健康な人がいるなら大丈夫じゃないか!という声も聞こえてきそうですが、温泉地という土地柄もあり、障害者が非常に多い地域でもあるのです。
温泉地と障害者??
と思われる方もいらっしゃると思いますが、これにはちゃんとした理由があります。
それは、遡ること第二次世界大戦後の事。
原爆によって被災された方や、腕や足を無くされた兵士さんなど温泉で治療する為の施設が国立病院として、ここ別府に建設されたのです。
その名残からか、現在でも障害者のリハビリ施設が充実しており、事故や被災などによって身体に障害を持たれた方がこの地で新たな生活をスタートさせるのです。
そんな、高齢者と障害者の街と言っても過言ではないこの別府市には、もう一つ
国際観光都市という顔があります。
立命館アジア太平洋大学(通称APU)という国際大学があり、ある統計によると3,500人超の外国人がこの狭い別府に住んでいるというデータがあります。
別府市の総人口の約3%は外国人という事になります。
確かに、街を歩いていて外国人に出会わない日はありません。
もちろん、観光客の方も沢山いらっしゃいますが、居住者のその殆どが留学生であるため、皆さんとてもアグレッシブです(笑)
なぜ買い物代行事業なの??
6月に入ってからチラシを撒くなど、種を撒き続けてきましたがここにきて漸く問い合わせと申し込みを頂き始めました。
もちろん、直ぐの反応は期待していませんでしたので妥当なラインだと思っています。
しかし、恐らくですが、後1、2か月もすればそれなりに忙しくなることも予想しています。
というのも、買い物代行事業は(どの仕事も基本そうですが)
お客様との信頼関係構築が最優先だからです。
新参者が一回チラシを撒いた位では、誰も利用してくれません。
地域の方を中心に、地道な営業活動を行ってこそ、成り立つ事業なのです。
なので、今月も地道にチラシを撒き、広告を打ち続けて認知度を高めていく必要があります。
しかし、
別府市の実情としては、のんびりもしていられません。
それは何故かと言うと、別府市内の小売業者(いわゆるスーパーマーケット)が次々に撤退を表明、あるいは実際に撤退しているからです。
特に、亀川エリアや扇山エリア、竹の内エリア、南立石エリアなど、坂の上であり高齢化が特に進んでいるエリアではその課題は深刻で、別府市議会でもその対応と対策が議論され始めたほどです。
信頼関係の構築を急がねばこの事業は進展しませんが、それと同時に既に買い物弱者が存在しているというのが現状です。
選択と集中という面においては、広報活動や営業活動に力を入れて、一日も早い信頼の獲得を目指そうと思います。