茂木さんが仰ってる事も一理あると思いますが、僕はもう少し違う方向で『わざわざそんな事を議論する時間が勿体なくない?』という思いです。
これって意外と難しい問題が他にもあって、『キラキラネームで原因でいじめられた』という事も実際に起こってますよね。
茂木さんは
そもそも、私は、世間の一部にある、『キラキラネーム』を親の教養の欠如だと言って馬鹿にするような風潮が好きではない。人様のお子さんの名前に対して、なんて失礼なのかと思う。原則自由で、あとは良識に任せるべきなのであって
と仰っていて、僕も流石に『親の教養の欠如』とまでは言いませんが
『この名前を付けたらこの子はどう思うんだろう』という想像力の欠如はあるんじゃないかと思います。
加えて茂木さんは
「『小鳥遊』と書いて『たかなし』と読むのはしゃれているけれども、『黄熊』とかいて『ぷー』と読ませるのも別の意味でセンスがある」
と。
でも僕は『ぷー』にセンスの欠片も感じませんし、生れてきて物心付いた時に自分が『ぷー』と呼ばれてる事を理解した瞬間に絶望しますがね。
さらに
「それをキラキラネームだと決めつけるのは価値観の押し付けであって、訓読みにあらわれている先人の想像性に対するリスペクトに欠けている」
と、『価値観の押し付け』と仰っていますが ”先人の想像性に対するリスペクト” という価値観を押し付けてるのは茂木さんそのものである事に気付かれておられないと。
茂木さんは漢字に対して音読みや訓読みの他にも『想像力』を求めておられる様ですが、流石に『ぷー』は普通の想像力だけでは到底追いつかないと思いますし、なにより『ぷー』と名付けられた子供の気持ちを考えるべきだと思います。(ぷーだけに限らず)
これって『命名DV』って言っても良いレベルじゃないですかね?
誰にもスムーズに読んで貰えず、その名前でいじめを受けたり悩まされるってどうなんでしょう。
茂木さんは『人様のお子さんの名前に対して失礼』と仰っていますが、そんな名前を付けられた ”子供の人格” に対しての方が余程失礼じゃないかと思う今日この頃です。
(僕も別にわざわざ ”禁止” まで言わなくて良いと思いますし、禁止できるのかどうかの実効性も含めて疑問ではあります)