ゼロエミッション。
またカッコ良さそうな横文字でてきました。
これで段階的に内燃機関を持つガソリン車やディーゼル車を廃止し、2035年以降はEV車といわれる電気自動車や、PHEVと言われるプラグインハイブリッド(電気+エンジン)などの車輌しか販売できなくなるそうです。
でも、ここまで思いっきり舵を切っても大丈夫なのでしょうか?
記事にもある様に、今は中国でも水不足によって発電量が下がり、エネルギー不足が深刻化しているだけでなく、
ヨーロッパでも深刻な電力不足が懸念されています。
しかも、昨今のウクライナ情勢も一向に改善の兆しは見えません。
そんな、 "何が起こるか分からない” 状況の中で、『えいやーーー!!』って舵を全振りするのはリスクでしかないと思うんですよね。
日本も世界の流れに流される様に、『EV車普及させます!』なんて言ってますけど、結局の所はその電力を作る為にCO²をバンバン出してるってどうなんでしょうね。
"電気一本に全振り” しちゃうと、今みたいに電力がひっ迫した時には『車すら走らせられない』という状況に陥りかねません。
そうなると、また『電力の安定供給』の旗の下で『原発必要論』が再燃し、『核のゴミどうするんだ』問題は棚上げになるのは必至です。
結局、核のゴミ問題も『未来の英知に託す!』なんて状態で、結局は問題を先送りしてるだけ。
僕は子供達に、核で汚染された世の中なんて残したくないんですけど。
元々日本は『技術大国』を標榜してた訳だし、ここら辺でクリーンディーゼル(様々な独自技術はあるが、僕は尿素水を使用したアドブルーが好きです)の様に、ガソリンエンジンから排出される排気ガスを無害化できる装置を開発する方が、現実的だとおもうんですよね。
結局、発電にも化石や石油が使われてる訳で、その石油が電力会社に流れるのか、ガソリンスタンドに流れるのかの違いでしかないんですよ。
しかも、電力会社に流れた石油は環境破壊まっしぐらの排気ですが、ガソリンの排気ガスを無害化できればガソリンスタンドに流した方が環境負荷が少ない事になります。
エネルギーの分散に頭を使った方が良いと思います。