平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

お上に逆らうと恐ろしい事になるという事なのかな??

皆さんも、最近のニュースで初めてその組織の存在を知ったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

その組織とは、そう、日本学術会議(以下:学術会議)です。

 

そもそも何をする組織かというと、記事の内容によれば

 日本学術会議法5条は、「科学の振興及び技術の発達に関する方策」「科学を行政に反映させる方策」などに関し、政府に勧告することができる

 という様に、学術的な観点から政府に対して勧告や提言ができるという、独立した組織の様です。

 

そんな学術会議が注目される事になったニュースが、今回の会員選抜について、総理が105名の被推薦者の内、6名を承認しなかった事に端を発します。

 

学術会議側の主張を聞くと、

『学術会議はあくまで独立した組織であり、総理に任命権が有るものの、基本的に被推薦者を拒否する権限は総理にない』

『被推薦者を拒否するのであれば、こちらは推薦理由を述べているのだから拒否の理由も申し添えるべき』

というものでした。

 

確かに、行政に対して政策提言や勧告ができる組織としての存在意義があるのであれば、完全に独立していないとそれこそ ”忖度” が働いてしまい、有意義な提言や勧告はできないでしょう。

そういう意味では独立性が求められるのは理解できます。

 

そして、学術会議側に賛同するコメンテーターの中には『これは日本の学問に対する、政府による不当な介入だ』という人まで現れました。

 

 

話はどんどん大きくなりましたが、政府はどこ吹く風。

 

『適正に判断している』という姿勢で応じる風もありません。

 

 

僕も、最初の頃は『独立してるはずの組織に対して政府が介入すると、政府に対する批判が出て厄介な事になるんじゃないかなー』と思っていましたが、流石にそこは権力ですね、

news.yahoo.co.jp

色々うるさいから学術会議そのものを見直すと政府は言い出したのです。

 

『被推薦者を全員認めろ!!』『学術会議の独立性を担保しろ!!』という強気な主張を続け、世論もそれに追従する雰囲気もありましたが一転。

 

学術会議そのものの存在意義に話はすり替わり、よもや解体の方向性もゼロでは無くなりました。

 

恐ろしい、、、。

 

何とも恐ろしい、、、。

 

こうなると、学術会議の出方が気になります。

 

『いやいや、そーりーー。そんな目くじら立てなくたって良いじゃーーん。大人げないなーー。』

 

となるか、それとも

『先進国として恥ずべきことだ!!』と強硬にでるのか。

 

いずれにしても、政府が見直しというカードを切った事に恐ろしさを感じる出来事でしたね。

 

僕の今年のスローガンは

『長い物には巻かれろ』

 

なので、しっかり実行していこうと思います。