平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

体調不良での欠員が増えています。

気圧や気温の変化が激しい季節の変わり目。

 

利用者さんも体調を崩しがちで、今日も2名がお休みしました。

 

家具清掃と洗車と箱折・箱詰め作業は何とかこなせましたが、欠員が出るとやはり作業効率が格段に低下します。

 

 

そこで、この様な時だからこそできる事がある!!

 

という事で、体験利用に来てくださってる利用希望者の方にはほぼマンツーマンに近い形で洗車や箱詰め作業を見させてもらいました。

 

作業内容が変わると指導員も変わるので、なかなかゆっくり見る事が難しくなりますが、この機会だからこそ、じっくり向き合う事ができて良かったと思います。

 

そこでとても嬉しい出来事が!!

 

体験で来てくれてる19歳の青年ですが、彼は元々箱折・箱詰め作業を希望で来ていました。

 

しかし、昨日

「取り敢えず一回だけでも洗車見てみる?」と声かけたところ、

「じゃあ、一回見てみよっかなー」

という事で、本日の最終便に同行し、その彼も実際にタオルを持って作業に加わる事になりました。

 

工程としては、

①溶剤噴霧

②絞っていないタオルで汚れ落とし

③絞ったタオルで拭き上げ

の三工程なのでとてもシンプルになっているのですが、それでも拭き残しや水垂が出ない様にヘラなどを使って慎重に仕上げます。

 

その時の注意点などを細かく伝えて作業完了。

 

最初はちょっと難しかったかなーと思いながら、彼に感想を聞いてみると

 

「なんか楽しかったし、少しずつやれるかも知れん!」

 

と嬉しい反応が!!

 

 

しかもその後、僕が集金の為にお客様の元へ行くと彼が僕の後ろをついてきて、帰り際に

「ありがとうございました。またお願いしまーす。」と言うではありませんか!!

 

日頃から、洗車に出る前には「お客様の所についたら元気よく挨拶するんでー!」と伝えていますが、コミュニケーションが苦手なメンバーはなかなか上手くいきません。。 

 

その為、お客様の所へ伺った際には

「ウチは障害者就労支援事業をしてまして、挨拶が苦手なメンバーもいますが洗車はしっかり行いますのでご了承ください」

と予めお断りをさせて頂いていて、こちらのお客様にもその旨をお伝えしていました。

 

 

ところが!! 

彼が小さい声ではありますが、自分の言葉でお客様に感謝の気持ちを伝えたのです。

 

自主的にお客様へ挨拶をした事で僕もとても感動しましたが、彼の言葉を聞いたお客様も大感動!!

 

「またお願いしますね」と笑顔でお見送り頂きました。

 

 

利用前のケア会議では、「○○さんは△△が苦手」という、それぞれの特性もお伺いしていますが、その彼も「コミュニケーションが苦手」と聞いていたので益々ビックリです。

 

日々気づきがあるなーと思いながら、今日も一日無事故で終えられた事に感謝です。

 

明日もがんばりまーす。