平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

午前中で8台の洗車を終わらせてきました。そこでルノー、日産、三菱について考えてみる。

ルノー 日産 三菱 の三社連合の件でニュースを見ててふと思ったんですが、ゴーン元会長の無罪が確定した場合、もしかするとルノーの会長にゴーン元会長が復権するのではという気がしてます。

 

というのも、今回の協議でルノーの新会長であるスナール氏は日産の会長にはならない事を明言しました。

 

これは、日産に対する配慮でもありますが、配慮するには裏があると思うんです。

 

実際、日産がゴーン元会長を検察に突き出した時、ルノー側は強く反発しました。

 

その理由としては、勿論ですがルノーが日産への影響力を維持したいとの思惑があります。

 

それと、もう一つはルノーとしてはゴーン元会長の経営手腕を非常に高く評価している点もあります。

 

三社の構造はとても複雑で、日産の経営が大きく傾いた時にルノーが日産へ出資し、筆頭株主となる事で日産は経営破綻の危機を脱出。

 

その危機を脱したのも、コストカッターの異名をとるゴーン元会長の経営手腕によるものでした。

 

その後、日産はV字回復を果たし、今も世界販売台数は筆頭株主ルノーよりも上回っています。

 

それに引き換え、ルノーは本業の自動車販売が振るわず業績は低迷。

 

現在は日産からの配当金頼みの経営となっているのです。

 

ルノーは日産の筆頭株主ですが、ルノー筆頭株主はフランス政府ということで、様々な思惑が混在しています。

 

日産からすれば既に面白くない状況が続いているという事です。

 

しかし、V字回復を果たしたからもうルノーとの提携は必要ないとはハッキリ言えない日産。

 

そんな状況があったため、ルノーからすればゴーン元会長の椅子をはく奪する為の画策でしかないと認識しているのです。

 

日産の西川社長は、日産を純粋なジャパンブランドとして一日も早く取り返したいという思いと、自分の経営手腕で日産を更に成長させたいとの思いが強い様な気がします。

 

三菱はと言えば、まだまだV字回復とまではいっていない状況である為、三社連合によるメリットがある為、取り敢えずぶら下がってるという状況だと思います。

 

ともあれ、評論家の方々も仰っていましたが、TOPが三社三人いたのでは合議制で話がまとまる訳がないと僕も思います。

 

アライアンスを継続したいルノー

完全に独立したい日産、

ぶら下がっていたい三菱。

 

考えが全く違う三社がまとまる為には、強いリーダシップが必要です。

 

その為、日産の筆頭株主であるルノールノー筆頭株主であるフランス政府はゴーン氏に復権を託すという選択肢はあるのではと思います。