平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

採用の基準に関してちょっと考えてみる

以前のブログでも触れましたが、

 

 

本当に人手がたりません。

 

 

この状況を打開すべく方法は三つ。

 

 

 

①求人を出して新たに人を雇う

 

 

②職員さんの生産性を高める為に、効率を最大化する

 

 

③休まない

 

 

という事ですが、僕に関して言えば③もアリですが、基本的には①か②の選択肢になるでしょう。

 

そこで今日は、①の採用についての経営者としての視点で、これまでの経験をちょっと書いてみたいと思います。

 

 

 

先ずは世の中に対して、SICが人材を募集してることを通知します。

 

すると、その情報にアンテナを張り巡らせている方の中から、SICが出してる条件にマッチする可能性があると判断された方から連絡が入り、面接を行う日程調整をします。

 

面接に来られた方は、履歴書を持参してくれますが、この履歴書にも凄い個性が出るんですよね。

 

①写真がプリクラやスマホでの自撮り

 

②履歴書の作成日が去年になっている

 

③めちゃくちゃ転職してる

 

④応募動機が「仕事が楽しそう」

 

⑤読んでもらおうという意思を感じられない字で書かれてる

 

とまぁ、ちょっと書いただけでもこれだけ出てきます。

 

 

例えば、上記の5項目が全て当てはまる人が面接に来たとします。

この中で、採用するにあたって僕が一番気になる項目って何だと思いますか?

 

 

海外では、「転職はマイナスにならない」という話を聞いた事もありますが、やっぱり僕は③番の転職回数とその動機が気になります。

 

確かに、ステップアップを目的とした転職には大賛成ですし、その転職の過程で得られた経験を生かして頂けるのであれば大歓迎です。

 

しかし、この業界ではステップアップの為の転職を繰り返してきたという方は非常に少ない。

 

なので上記の③以外、全てが当てはまっていなくても③の部分だけは気になります。

 

それは、僕の採用基準に

 

①居なくてはならない人

 

②居て欲しい人

 

③居ても居なくても良い人

 

④居て欲しくない人

 

⑤居ては困る人

 

という基準があり、この方がどれに当てはまるのかを見極める必要がある為です。

 

基本的に、ウチが欲しいと思う人材は、他社でも欲しい人材の筈です。

 

なぜなら、SICが特殊な事業をしている訳ではなく、世間一般で言う普通の資格保持者を募集しているだけですから。

 

面接で気を付けているのは、「如何にご本人さんから本音を聞き出すか」です。

 

これは、就職歴の無い新卒者でも言えることですが、就職歴の無い30代の男性にも言えます。

 

 

基本的に、人は自分の悪い部分を隠そうとする心理が働きます。

 

昨今、ニュースになった元モーニング娘。のOGである吉澤ひとみさんの件もそうですが、

 

警「どれだけ飲んだ?」

吉「缶ビール三本。。」

 

警「ほんと?結構アルコール出てるよ?」

吉「えーっと、、焼酎も少し。。」

 

警「ほんとにそれだけ??」

吉「あれー、日本酒も飲んだかなー。。」

 

という様に、最初は過少申告します。

 

 

これを面接に当てはめたとき、辞めた理由を正直に言う人は基本的に居ないと思った方が良いという事です。

 

 

採用基準の①②の人に来てもらいたい気持ちは山々ですが、そんな人は基本的にはどこの会社でも同じで、簡単に手放したりはしません。

 

僕は、自分で「サラリーマン不適合者」を自覚してます。

 

ですから簡単に手放してくれます。

 

 

要するに、転職をバンバン繰り返す人は、その人に何か原因があるという事です。

 

なので、「なぜ辞めたの?」という類の事はしつこく聞きます。

 

と、それと同時に

①何でウチの会社を選んでくれたの?

という事と、

②ウチの会社で実現したいことは?

そして、

③あなたの能力の何が生かせますか?

 

という質問をします。

 

実際のところ、

 

この三項目が明確であれば、辞めた理由でちょっと引っかかってても採用します。

 

とは言え、

 

 辞めた理由の核心が “環境にある” と答えた人は雇いません。

 

環境とは、上司、給料、労働時間、同僚などを指します。

 

ただ、これをちゃんと会社と話をしたけど、納得のいく回答が得られなかったという場合は、また話は変わってきますが、基本的には雇わない方向です。

 

これから、就職や転職をお考えの方は、その会社さんがどんな人材を求めているかをよく考え、是非ともスキルアップに繋がる職業に就いてください。