内閣支持率が低下していますが、もちろん野党の支持率も上がりません。
それもそのはず。
現在開かれている国会で、民間企業に勤める菅総理の“息子”が総務省の職員を接待したのではという疑いを、野党が総理に追及しているのです。
安部前総理の時もそうでしたが、家族に関する“スキャンダル”を野党が国会で追求する姿を幾度となく目にしてきました。
森友(国有地が不当に値引きされた疑い)、加計(学部の新設に関わる便宜が働いた疑い)問題と言われる疑惑では、時の権力者に擦り寄って利益を得たとする報道もありました。
確かに、この時は当時の安部総理も説明を逃れようとしている姿勢もありましたし、妻である昭恵夫人が“総理の権力”を勘違いして振る舞っていた感じがします。
それでも、
総理が加計さんとゴルフ行ってた=親しいから便宜を図った。
とか、
昭恵夫人が調子に乗ってた=総理の責任。
みたいな話は国会でする話では無い気がしてます。
はて。
追及の目的は何なのでしょうか?
今回の菅総理の件で言えば
『息子が国家公務員倫理規程に違反するような接待をやったという事は、総理は子育てに失敗したのでは!?』
と追及する事で、総理から
『私の子育てが間違ってました!総理失格です!なので辞職します!』
という言葉でも引き出したいのでしょうか?
野党は何を求めてるのでしょうか??
こんな事を公で追及される事を自分に置き換えてみると、何とも言えない気持ちになります。
総理も
『息子は40歳』
『別人格』
と言っていましたが、僕もそう思います。
報道ステーションのコメンテーターは、
『こういう事が政治への信頼を失う』
とか言ってたけど、このコメントこそが、マスコミによる世論誘導に他ならないと恐ろしさを感じます。
報ステのコメンテーターは、
『こんなコロナの時に、、。』
とも言ってましたが、それはそのままお返しします。
こんな時に、何故一国の総理の“息子”の事を議論する必要があるのでしょうか?
その情報を掴んだマスコミは、週刊誌で報じるよりも、総務省や息子の勤務先にその事実を伝えて是正させる事が、真のジャーナリズムではないでしょうか?
国民にとって重要な国会での議論の時間を、週刊誌の“ネタ”で時間を潰すのをやめてもらいたいたいと、いつも思います。
また、そうやって週刊誌のネタに食い付く野党の質の低さにも驚愕です。
『それ、今やらなきゃだめ? 国民にとって、最優先事項?』
って思います。
そんな程度の低い内容を、『政治への信頼』に無理矢理繋げようとしてしまうコメンテーターを起用してる報ステにもレベルの低さを感じます。
『じゃあ見なきゃ良いんじゃない?』
って言うけど、この時間に情報収集するツールの一つはニュース番組なんですよね。
勿論、ネットニュースも併用です。
その溢れる情報から、出来るだけ正しいと思う部分だけを自分に取り入れる様にしてます。
週刊誌もテレビも“情報が一方的”ですし、自分が本当に知りたい情報を、自ら選択出来ないという最大の欠点があります。
コロナ禍の今、本当に国民の為に働いてくれる議員はいないのでしょうか?
そして、国民の言葉を代弁してくれるジャーナリストはいないのでしょうか?
次の選挙では、国民の本当の声を、ちゃんと届ける必要があると思います。