平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

企業の成長戦略って難しいですね。

僕も愛用するワークマンがファッション業界に本格参入するそうです。

 

その名も『ワークマンカラーズ』

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元々は作業着を機能的でオシャレにする事で急成長を遂げたワークマン。

その後も”ワークマン+(プラス)” や ”ワークマン女子” 、 ”アウトドア” など様々な挑戦を見事に成功させてきた実績もありますし、もはや手持ちのキャッシュもジャブジャブになってるでしょうから『次なる投資を考えないと!』となる気持ちは十分に理解できます。

 

 

でもですねー、『ライバルはユニクロ!』っていうのは個人的には上手く行かない気がしますね。

ここで言う『上手く行かない』の定義としては ”ユニクロを抜く事” という事です。

 

 

と言うのもそもそもユニクロって完全なる ”独自路線” を作り上げていて、なんならユニクロ自体がファッションブランドそのものなんですよね。

 

 

ワークマンってこれまでは ”作業着” という、いわゆる ”ブルーオーシャン” で戦ってきたからこそ勝ててた訳で、後はその機能性を活かせる分野だった女子やアウトドアなどに参入できたのも、ワークマンという本業で培われたビジネスモデルの延長だったからだと思います。

 

 

確かにユニクロとは ”価格帯” で考えたらライバルになるのかも知れませんが、でも端的に言えば ”撥水効果” のある商品を求めるならユニクロには行きませんよね。

 

 

今まで棲み分けができてたからこそ勝ててたワークマンが、なぜレッドオーシャンである ”ユニクロ市場” に挑むのか、ちょっと理解に苦しみます。

 

 

 

恐らく社内では『海外進出』という声もあったでしょうし、僕もその意見の方に賛成です。

 

 

 

何故なら新業態へ参入するってとにかく大きな資本が必要になります。

 

 

 

もちろん、ワークマン本社でも新規参入に掛かるコストを極限まで下げる方法も検討した上での決断でしょう。

 

 

 

でも、やっぱり既存の商品を使えば圧倒的にコストを削減できますし、何よりノウハウが使えます。

 

 

 

この挑戦が吉と出るのか凶と出るのか。

 

 

 

応援しながら見守りたいと思います。