平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

会社と言う基盤が有る有難さ

二回目の独立をしてみて、改めて感じます。

 

前回は、独立といっても資本準備金が比較的潤沢にあったので、資金繰りにはある程度余裕がありました。

 

その上で、「手元のキャッシュには余裕があった方が良い」との鉄則も守り、直ぐに政策金融公庫さんに創業融資を受けたので、更なる余裕を手に入れて、気持ちにも大きな余裕がありました。

 

お陰で、創業から4か月が過ぎる頃には単月の黒字を達成し、

半年後には、従業員を増やすことにも成功。

 

そうなると、社内の雰囲気もイケイケドンドンになります。

 

そこに待ち受けていたのが、キャッシュインのタイムラグという落とし穴。

 

何せ、介護事業は翌々月の入金なのです。

 

つまり、7月にサービスを提供してから、報酬の入金があるのが9月の10日前後と遅く、8月分の給料の支払いは、手持ち資金で賄う必要があります。

 

なので、7月のサービス提供時間数を一気に増やした場合、9月に入ってくる報酬も増えますが、その前に給料の支払いも増大してしまうのです。

 

その事により、手持ちのキャッシュが一気に目減りするなんて事態も。

 

そんな時に行うのが、カード決済への移行と、支払の分割です。

 

電気や水道といった公共料金から、遅らせられるものは全てカードに切り替え、社会保険料も分割にできるものは分割する事で、キャッシュアウトのタイミングを遅らせることでなんとか乗り切りました。

 

その経験があってか、今でも手持ち現金とにらめっこしながら、手持ち現金を維持しながら増やすことに集中しています。

 

資金繰りが厳しくなってからでは銀行は貸してくれません。

 

将来的な売り上げを示しつつ、手持ち資金に余裕があるときに融資の申し込みを行う事が賢明です。

 

今、ウチの会社もキャッシュアウトばかりです。

 

明日、銀行に相談します。