平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

きな臭さを感じるのは僕だけ?

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別府市が揺れてます。

news.yahoo.co.jp

 

市長肝いりの「東洋のブルーラグーン構想」に黄色信号です。

 

 

経緯としては、市長が推進する「東洋のブルーラグーン構想」について、候補地を専門家が「上人ヶ浜が適地ではないか」と上申したにも関わらず、市長が予算を付けてでも「鍋山地区を再調査する」と引き下がらなかったという流れがあります。

 

 

その後、マスコミの報道により問題とされる事になったのが、この鍋山地区に関しては市長の親族か経営する会社が一次取得し、その三か月後に上場企業であるパソナに売却されたという事実がでてきた事です。

 

 

市長の説明では、パソナ側からの『鍋山地区にある泥を、保養所に使いたいので譲って欲しい』という申し出に対し、当時の地権者である千寿会長からは『よそ者には売らんけど、あなた(市長)やあなたの親族になら売るよ』という事になり、市長の兄の会社が一時的に取得し、三か月後に『必要無いから売却した』というものです。

 

 

別に、土地を買って売る行為自体は何も問題ありませんよね。

 

 

でも、何故かここも問題視されてる。

 

 

 

これに関してはリンクを貼っていますが、議会の委員会みたいなところで議員さんたちが色々と協議をしたみたいで、結論をザックリ言うと『なんか色々問題ありそうだから、今回は取り敢えず反対しとこう』という流れで一致したようです。

 

 

 

その後の様子が気になったので、今朝のFacebookで市長の投稿を確認したところ、反対派の現役議員までもが市長の投稿に対してコメントし、議会より激しい議論が勃発している様子でした。

 

 

 

確かに、

①市長が鍋山でごり押ししようとしている(様に見える)

②元々必要の無い土地を親族の会社が買い取り、三か月後にパソナに売却している

③大規模開発をして、別府市中に流れる温泉網には影響がでないのか

④行政がやる開発で、民業を圧迫しないのか

と、ここ数日で話題になったことで考えられるだけでもこれだけの課題が見えて来ました。

 

 

①に関しては、専門家の意見を丸ごと覆せるだけの説得材料を市長自身が示す必要があると思います。

 

②に関して言えばただの土地転がしなので、そこで売買益が出たとしても法的には何の問題も無い訳で、『市長の息が掛かった過去がある!』っていうだけで『何か怪しい!』とするのは拙速かと。

 

③④に関しても、ちゃんとした計画を示す必要があるでしょうし、調査してエビデンスを市民に明確に示す必要があると思います。

 

 

 

ただ、疑問としては "転売により高値で買った土地” にも関わらず、その後はパソナが何かしらの保養所を建設したという話は一切聞こえて来ませんし、何ならパソナは淡路島にお熱のはず。

 

ん? 淡路島に泥を持って行ったの?

 

 

 

んー、よく分かりませんが、確かに『調査はしたけど実際には影響が出てしまった』では取り返しがつかないのも事実なので、そこは念には念を入れないといけないとは思います。

 

 

それと同時に必要なのが、東洋のブルーラグーン構想がもたらす別府市への経済効果と、市民への還元と恩恵が如何程のものなのかを示す事ですよね。

 

 

市民がその "恩恵” を確信できていない中で、話だけが進んでる様な気がしてます。

 

 

 

勿論、土地は所有者の物ではありますが、別府の様に温泉などの自然資源が産業の基盤となっている土地においては、その土地がもたらす恩恵はそこで暮らす人々にとっては欠かせないものなので、個人がその利権を独占するというのはいただけませんよね。

 

 

 

構想自体は、もっともっと丁寧な説明をお願いしたいと思います。(税金が投入されますので)

 

 

土地に関しては個人資産ではなく、市民財産として広く市民が受益できるように活用してもらいたいものです。

 

 

"泥が欲しい” という謎の理由で鍋山を買ったパソナ

 

 

その後、『パソナが鍋山の泥を大量に運び出してる!』なんて噂も聞かなければ、あそこに『パソナの保養所が建つらしい』という噂も全く入ってきません。

 

『一体何の為?』という疑問は拭えませんよね。

 

 

 

しかもパソナと言えば、賛否はあるもののどちらかと言えば "悪名” の方が勝ってる竹中平蔵さんの会社ですよね。

 

 

そんなパソナという会社が一枚嚙んでるという事に、どうしてもきな臭さを禁じ得ないのは僕だけでしょうか?