平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

子供のサッカーチームの運営

先日、久しぶりに先輩からお誘いがあり北浜に飲みに行きました。

 

それに伴って久しぶりにタクシーを呼んだのですが、運転手さんのコロナへの恨みが凄い凄い(笑)

 

そりゃそうですよねー。

 

給付金は会社に支給されるものの、固定費が高いタクシー会社は乗務員さんに対して十分な補償ができませんから、『優秀な若手が辞めちゃって、高齢化が一気に進んだ』らしく『コロナ後が更に不安』と言ってました。

 

タクシー業界は構造的な問題を含んでいて、保有台数を一度減らしちゃうと元には戻せないらしいんです。

 

これが何を意味するかと言うと、地域ごとにタクシーの台数を国が管理しているので、減らすと新規参入や他社の増便を招く事になる訳で、長年かけて築いた領地の没収に近い形で失う事になる事に恐怖心があるんですよね。

 

そうなると、走って無くても『台数減らせない』となり、固定費が嵩む事で『十分な補償ができない』となって『若い人が辞めていく』となる訳です。

 

 

んーー、本末転倒ですね。

 

 

 

子供のサッカーチームでも、本末転倒な事態が発生していて、どうやって取りまとめようか頭を悩ませてます。

 

子供はサッカーをしたくてチームに所属したのに、周囲の大人が色々言うんですよね。

 

 

その代表格がチームの代表だから始末が悪い。。。

 

 

 

楽しく体を動かして、健康な体を作るのが目的なのか。

 

サッカーというスポーツを普及したいのか。

 

技術的な向上を図り、大会で好成績を収めたいのか。

 

 

これがハッキリしていないと、チームの練習内容自体がスカスカになりますし、指導者からの指示や指導がブレブレになりますよね。

 

 

 

要は、タクシー事業を通じて市民や観光客の利便性を高めつつ、そこで働く従業員さんの満足度を追求するのがタクシー業界のあるべき姿のはずが、創業家を存続する事に腐心してしまうという現実。

 

サッカーをやりたいという子供の気持ちに重きを置かず、自分たちが満足できる運営を求める代表と親たち。

 

 

 

諸事情は色々あると思います。

 

 

でも、『誰を喜ばせる為に組織があるのか』を根本に置かないと、全く意味が無いと思っています。

 

 

組織の代表は、自分が受け持つ組織の役割を強く自覚する必要があると思います。

 

その中でも、『元々が誰の為のものなのか』を問い続けないとダメなんでしょうね。

 

 

 

もうすぐ総会を控えてます。

 

 

僕は『別府の田原総一朗』然として、片方の片を持っていない様に振舞いつつ、上手く誘導して着地点に着陸させたいと思います。