梅雨明け宣言後の方が、降ってる様に思えてしまうほど、ここ数日間の雨の降り方は”半端ない”という感じがしてます。
地盤が緩んでいる地域もあると思いますので、防災マップなどで安全性を確認する必要があるのかも知れませんね。
さて、今日は最低賃金に関するニュースがありました。
いやー、驚きましたね。
このタイミングで最低賃金を上げろと。
勿論、地域格差を踏まえての金額設定になりますが、いずれにしても上げる事は大前提となります。
上げ続けなければならないのは勿論理解していますが、タイミングと上昇率が酷すぎる。
僕も高校生の頃は、時給が上がる事にワクワクしましたし、『最賃上がれーーー!!』と思っていました。
それは現代でも同じで、時給で働く方々は常にそう思っているはずです。
でも、経営してる立場からすれば、常に収支を考えなければなりません。
時給1,000円で8時間働いて貰うと日当は8,000円で、5人来てもらうと40,000円となります。
これで売り上げが100,000円だった場合、食材の原価で30,000円程掛かりますので、お店の利益は30,000円という事になりますよね。
お店は、この30,000円の利益を積み上げて、家賃や水道光熱費を支払い、オーナーの給料を捻出する訳です。
その他にも広告費を掛けたりもしますので、お店の通帳には殆ど残っていないというのが現実です。
今回は、28円UPの全国平均は930円だそうです。
(28円×8時間)×5人=1,120円
客単価が1200円程度のランチが中心のお店なら、お客さんを一人増やす努力が必要ですが、客単価が800円となると更に苦しくなるのが分かりますよね。
それができないのであれば、シンプルに従業員を減らすしか無いという事ですよ。
勿論、客単価を上げる事で増客人数は減らせますが、値上げはそう簡単に出来ませんし、急激に来店数が増える程のミラクルメニューを作るのは至難の業です。
景気が良いならまだしも、お家時間の充実が定着している昨今では、飲食店を益々苦しめることでしょう。
最低賃金上がる→従業員の人数減らす→給料減る→消費が落ち込む→景気悪くなる
シンプルに考えるとこうなります。
もう少し、景気動向を見た方が良いと思うんだけどなー