平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

清原選手との思い出。

久し振りに、胸が熱くなる記事がありました。

https://www.daily.co.jp/baseball/2021/06/14/0014415575.shtml

清原和博氏に、『ベスト・ファーザー賞in関西 スポーツ部門』が与えられたというニュースです。

 

“賞”と言えば、何かを「成し遂げた」人に対して授与される事が多く、その功績を讃えるものとなりがちですが、今回は『期待も込めて』という、何とも粋な選出だと思います。

 

ましてや、マスコミにあれだけ叩かれた人物。

 

ノミネート時には、少なからず反対意見も出たのではないでしょうか?

 

 

日本のマスコミは、一度“シンデレラ”に選出した人をとても大切にします。

 

それは不思議な魔法で、優勝した選手よりも“出来なかったシンデレラ”を大きく扱うという魔力を持っています。

 

皆さんは日本ハムファイターズの清宮選手を覚えていますか?

 

あの頃、「高校通算」という言葉を持ち出して連日の様に持て囃しましたが、今では年に何回聞きます?

 

また、その高校通算も、「練習試合まで含んでる」という話もあったりなかったり。。

 

“華やかな時の人”を称賛する事も大切ですが、清原さんの様に“途上”でも頑張ってる人に光を当てる事は、その再起に関してもとても大切だと思います。

 

 

実は、清原さんが西武ライオンズに在籍していた当時のエピソードがあります。

 

当時のダイエーホークス西武ライオンズの試合を、平和台球場に家族で観戦に行った時の話です。

 

清原和博秋山幸二デストラーデが最強クリーンナップを形成していたライオンズに対し、当時は万年Bクラスだったホークスがホームに迎えます。

 

既に勝負は決していた様に記憶していますが、それでも手を抜かない清原選手の放った打球は、快音が聞こえたと思った瞬間に、みるみるこちらに近付いて来ました。

 

僕の頭より50センチ程高い所を通過した打球。

 

一応手を伸ばしましたが、グラブを付けていない事もあり、取る気はさらさらありませんでした。

 

が、次の瞬間、鈍い音が聞こえます。

 

何と、母親の腰骨に打球が直撃していたのです。

 

近くにいたボールボーイに案内され、ゲームの途中で家族全員、医務室に案内されます。

 

診断は打撲で済んだのですが、痛みが引かないお袋は医務室で休む事に。

 

子供ながらに、清原選手に対する怒りが込み上げて来ました。

 

何せ、ホークスとお袋をボコボコにしてくれたんですから。

 

『この借りを、いかにして返してやろうぞ』

 

僕は、清原選手への復讐を考えますが、『二度と西武戦には行かない』くらいしか思い付きませんし、何ならそれで困るのはホークスです。

 

歯痒い思いをしていた所に、医務室のドアがノックされました。

 

職員さんがおもむろにドアを開けると、何とそこには清原選手の姿が!!

 

医務室の職員さんは、『大事に至って無いから大丈夫』と静止しましたが、清原選手は『お詫びだけでも』と振り切って、帽子を取って一礼して下さったのです。

 

言うまでもなく、僕は清原選手が好きになりました(笑)

 

体型は物凄くガッチリしていて、やっぱり強面。

でも、人柄が繊細なんだと痛感しました。

 

医務室の方も、『打球が当たってここに来る観客は沢山居ますが、謝りに来た選手は清原選手が初めてです』と言っていました。

 

今回は、当たった場所が骨盤という事を聞いた清原選手は、相手が女性と聞いて『詫びたい』と言っていたとの事でした。

 

『サインボール下さい!』という言葉も発さないほど緊張していまい、後日になって、酷く後悔したものです。

 

繊細で誠実。そして、兄貴分としての面倒見の良さなどは、引退後のテレビを見ても感じ取れました。

 

逮捕の報道を聞いた時はとても残念な気持ちになりましたが、再起を掛けて頑張る姿はとても嬉しい気持ちになりますし、是非とも、薬物に頼らずに頑張って欲しいと心から思います。

 

そんな一面も持ち合わせてる清原さんを、今後も応援したいと思います。