平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

日本の弱点が露わになったね

皆さんは、お会計の時に『777円』だった事ってあります?

 

僕は一度だけコンビニであります。

 

『スリーセブン』という数字の並びが、何故ここまで人々を喜ばせるのか。

その歴史も含めて僕はは知りませんが、パチンコやスロットをしない僕でも、意図せずにこの数字の並びを見た時には無駄に興奮を覚えました。

『777円を小銭できっちり払いたい!!』と思いつつも、残念ながら財布に小銭は皆無だった為、泣く泣く1,000円札でお支払いです。

 

その時の店員さんの半笑いの顔は今でも忘れられません。

 

 

そんな僕も今年で40歳になり、今までよりも見える視点と考える深さがすこーーーしだけ増して来たという実感があります。

 

僕はこれまで、『日本はお金持ちだ』と学校でも習ってきましたし、実感もしていました。

 

その思いは、このコロナ禍で益々強いものになってきています。

 

だって、この状況下でも、まだ借金出来るってすごい事だと思いませんか??

 

専門家の中には、2年後の経済復興を見据えて、『今から1年間、国民一人当たり10万円を毎月支給すべき』と提唱する人すらいます。

 

年間120万円を全国民に配りなさいと。

 

財源は、もちろん国債です。

 

これには僕も大賛成で、理由としては消費でお金を回さないと、どこかでお金の回りが滞るからです。

 

今まで世の中を回っていたお金が、何処かで何らかの理由により滞る事で不景気になります。

不景気とは、要するに世の中にお金が回っていない状況を示す訳ですが、不景気の“気”は人の気持ちを表していて、将来に不安を持つ人が増えると消費が減り、世の中にお金が回らなくなるのです。

 

配れば使うかと言えば、そうとも限りません。

 

ただ、目先の現金が目減りすれば、将来への不安から益々消費が抑制されます。

 

手元のお金に余裕のある富裕層からすれば、10万円は端た金かも知れませんが、『どうせなら使おう』と15万円の買い物をしてくれれば5万円は新たに世の中に出てきますよね。

 

そうやって経済を回さないといけないのに、どうやら政治家は経済を良く知らない様で、『現金給付=ばら撒き=選挙対策』位にしか頭が回りません。

 

これが正に日本の弱点ではないでしょうか。

 

余りにも『政治と金』が影を落とし過ぎたせいで、正しい事にも使いづらい雰囲気が醸成されてしまっています。

 

野党もこれと言った政策が無いから、ここぞとばかりに追及のネタにするし、自分達がそのカードを選挙に活用できないからひがみ節的に『バラマキ』を連呼する。

 

これじゃあ無能と言われても仕方ないと思います。

 

議論の論点を、『将来の借金を増やすだけ』と言ってすり替える人も居ますが、今が成り立たなければそもそも将来はありません。

未来は未来で頑張って貰うしか無く、コロナが落ち着けば、我々現役ができる事を精一杯する事で少しでも負担を減らすしか無いと思います。

 

結果的に、子供たちへの負担を減らし切らなかったらならば、その負担は高齢者になった自分達に降り掛かるだけなので。

 

 

そして、本気でコロナを無くそうと思うのであれば、向こう2ヶ月位は一切の経済活動を禁止して自宅に巣篭もってもらい、働かないと生活出来ない人には国が支援をして、経済的に余裕がある人には自力で頑張って貰うくらいの政策が必要です。

 

ちょっとでも経済を動かしつつ進めたいのであれば、年間120万円の給付は真剣に考えた方が良いかも知れませんね。

 

その議論自体が活発化しない今の日本。

 

これが日本の弱点である事は明白です。