日中に更新した記事では、モヤモヤしてる気持ちを書いてしまいましたが、それは手応え感じてるからこそです。
今のSICは、今までに無いほど理想形に近いものになっています。
それは、僕自身がこれまで“是”とされてきた障害者就労支援のあり方に強い疑問を抱き、“新たな”と言うよりも“本来あるべき”支援の形を実現する上で、とても重要な部分です。
組織では、それを正しい方向に導く人と、それを正しく実行する人の両方の推進力が重要です。
まだ組織が小さいうちは、それを兼務する事が必要ですが、本来は役割を分ける事が大切になります。
それは何故かと言うと、『正しい事をやってる組織は、謀らずも大きくなるから』で、役割が混在した場合にはどうしても力が分散してしまい、推進力が弱くなってしまうからです。
社長は現場の全てを把握する必要があります。
しかし、社長がプレーヤーとして現場に張り付いた場合、いざと言う時に金融機関と話をしたり、取引先との単価交渉は誰が担うのでしょうか?
現場から離れる事ができず、会うべき人に会っていない社長が取り仕切る会社は、絶対に成長しないのです。
そう言う意味で、今のSICは理想に近いのです。
新たな現場には、僕が必ず顔を出して把握をします。
その後は職員さんに現場を任せ、また新たな仕事を取りに行く。
他の事業所がどうかは知りませんが、SICにこれだけ仕事が入って来るのも、職員さんが僕を自由にさせてくれてるからに他なりません。
そうやって行くうちに、会社は自然と規模を拡大し、更に信頼を強めていけるのです。
結果として大きくなった組織を取り仕切るのは、今を支えてくれてる職員さんに他なりません。
仇で返された苦しみも忘れませんが、それ以上に与えてくれた恩の方が、絶対的に心に残るものであり、仇を返すより恩を返す人でありたいと思います。
一度苦しくなれば、手の平を返す人も沢山います。
でも、苦しい時に手を差し伸べてくれる人も、また沢山います。
些細な事でも『ありがたい』と感謝して、『出来るだけ恩を返そう』とするだけで、その関係性は良い方向にしか行かないと思います。
今はまだまだ成長の過程にあります。
そんな組織に安定を求めて来る人は、長くは続かないでしょう。
苦しい時を共に過ごした絆こそ、その先にある精神的な繋がりは強くなると思います。
頑張ってくれてる職員さんの期待に応えるのが僕の仕事です。
3年先、5年先が楽しみになる様な組織を目指して、無い頭を振り絞りたいと思います。