今や上場している大手企業さんでも希望退職者を募集したり、当面の運転資金を借り入たり。
外食産業に関しては、業態転換を模索したりと、正に未曾有の事態ですねー。
ウチの様に色んな業種から仕事を頂いていた場合、今回のコロナの影響はかなり限定的でしたが、
『なんだかイマイチ爆発しない』感じでくすぶっています。
新規利用の相談や体験利用で言えば、今月は既に6件も頂いています。
こんなに一気にお話を頂いたのは昨年6月以来なので、何が原因かは分かりませんが、何より有難い事です。
でも、これだけ多くのご相談を頂きながら空振りだとかなりへこみますよね。
就労支援事業は、一日に利用者さんが何人通所してくれるかによって、事業収入が変わります。
人気商売とも言えますので、毎日が気が気でなりません。
例えば利用者さん同士でもめ事が起こったとか、作業中にアクシデントがあって精神的バランスを崩してしまったとか、どんな要因で通所不可になるかは分からないという怖さがあります。
それでも、ここのリスクに対する国や県からのフォローは無く、完全に自由競争、自己責任です。
今月も2名の入院と自宅療養があり、経営への影響も軽微ではありません。
この様に、なかなか上手くいかなかったり不安要素が多い時にでも、これだけの相談が有るようなタイミングって、ここでちゃんと我々が動ければ爆発するタイミングに昇華させることができます。
今はなんだかモヤモヤしていますが、しっかりと、地道に、コツコツやっていくしかないですよね。
そして、将来的な事業リスクが全くない業種ってあり得ないような気がしています。
巣ごもり需要が伸びた事で、IT関連会社は大きく業績を伸ばしました。
しかし、これは逆に言うとバブルの様相を呈していますので、これが継続的に続くとは考えない方が良くて、このタイミングでの事業規模拡大や投資は行わないに越したことはありません。
そして、今や市民権を得つつあるウーバーイーツですが、交通マナーの問題なども出てきてて社会問題になりつつあります。
今後は、道路交通法も見直さなければいけなくなると思いますが、何より運送業法に引っかかる可能性がある事を知っておかなければいけません。
今はコロナという事もあり、行政は見逃がしていますが、ウーバーイーツの様なBtoCの配送の場合は届け出が必要になったりします。
少子高齢化、疫病の蔓延、豪雨や震災などの局地的災害、地域の過疎化、人口減少、資源の枯渇、気候変動による作物の不作など、事業リスクとなる要因は上げれば切りがありません。
今回の件で様々な業種の人に話を聞くと、不動産系は影響が少なかったとはいえ、人口減少が進めばリスクゼロとは言えません。 ただ、それでも人がゼロになる事は無いので、単純に淘汰が進む業種になるでしょう。
同様に、建設業関係も影響が少なかったと聞きました。 ただ、ここまで不況が長引けば、企業も個人もお金が尽きてしまいます。 そうなると、建設関係にお金が流れなくなるので、今のままで良い訳はありません。
そうなると、いよいよ国には税金が入らなくなります。 我々福祉業界も、安泰とはいきません。
やはり、どこかで経済を回す必要がありますよね。
小さく稼ぐ事業を幾つも持つ事が、経営の安定への第一歩です。
常にアンテナを張って、いかないといけませんね。