なんのかんの言ったって、僕にも相当な固定観念があるなーと思います。
『なんであの人、あんなことしてるんだろ。常識的におかしいよね。』
間もなく小学校にも上がる年代の子供が、ベビーカーに乗っていたらどう思いますか?
『別に良いじゃん』
という人も勿論いますが、中には
『お母さん、甘やかし過ぎじゃない?』
と思う人もいます。
これは、その人なりの固定観念や、身に付いてると自負している ”世の中の常識” という非常識が招く発想です。
『何とも思わない』
というのもその人にとっては ”それが常識” なので、理解できない人にとっては
『それは非常識だ』
となりますね。
そもそも、人の良く言う ”常識” って何なんでしょう。
ネットで検索してみると定義としては
『一般の社会人が共通にもつ、またはもつべき普通の知識・意見や判断力』
とあります。
要するに、普通に歩ける子供をベビーカーに乗せる行為は
『自分の知識で知り得る限り、5歳ともなれば歩けるのだから、ベビーカーに乗せる必要は無いと判断できる。』
なので、
『なんで歩かせないの?』
と批判に転じる訳ですね。
背景を知らずに批判するのはダメだよね
その批判は、誰の為の批判なのでしょうか?
誰を幸せにすることができるのでしょうか?
過去にこんな経験があるのですが、
家族で巨大ショッピングモールに買い物に出た時に、長男と同学年程度(当時小学2年生)の男の子が少し大きめのベビーカーに乗っていました。
見た瞬間には『大きい子が乗ってるなー』くらいにしか思いませんでしたが、お父さんがその子を抱えた時に、その子の脚には障がいがある事が分かったのです。
やはり何事も決めつけてはいけないなーと痛感し、今の経営にもその経験を活かすようにしています。
ついつい ”常識人” を名乗りたくなるものですが、『自分の常識は他人の非常識』という気持ちを持ちつつ、広い視野が持てる様に心掛けたいと思います。