平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

サラリーマン不適合者が集まる会社にしたい

気付いたら、このブログを始めてから記事の数が400を超えていました。

 

閲覧数は安定の低空飛行なので、誰にも見られていないという、安心感の下に記事が書けるのが良いところ。

 

ただ、ゼロの日が無いのが不思議ですが、それはブログ運営者側の弛まぬ努力の賜物だと感じています。

 

 

さて、ブログ開設初期の頃は、自分がサラリーマン不適合者である事を客観的に見る事を目的にしていましたが、最近では

"ただ言いたい事を言うだけのブログ"

になりつつあります。

 

それはそれで役割があるのですが、

"サラリーマン不適合者"

というキーワードに立ち返ってみると、今ウチで一緒に働いてくれてるメンバーは、どうやらサラリーマン不適合者の集まりの様な気がしてならないのです。

 

ヘアスタイルに特徴のある男性。

ほとんど定時に出勤した事のない男性。

常に眉毛が無い女性。

 

どう考えても、一般的に言えばサラリーマン不適合者です。

 

でも、ウチでは彼らこそがバリバリ働いてくれるので回ってます。

 

"人は見た目じゃ無い!!"

 

と言う人もいれば、

 

"人の印象は見た目が9割!!"

 

と言う人もいます。

 

つまり、答えは無いって事じゃない??

 

 

結局、組織の中でやって行ける人って、どこまでも自分を殺せる人だと思います。

 

2人以上の人間が集まれば、それは組織です。

 

そうなると、必ず物事を決める時にはどっちかが決定権者となり、どっちかが追従者となります。

 

夫婦や家族であれば、決定権者が入れ替わる事もありますが、会社で言う所の社長と社員では、まず入れ替わる事はありません。

 

会社となると、設立にもその後の運営にも、リスクを背負った社長が立場的に強くなります。

 

そうなると、社員は強制的に追従者となりますが、僕はそれを望んでいません。

 

何故なら、僕が余りにも知らない事が多すぎるから。

 

 

これまで雇ってきた社員さんの殆どが、僕より年上の方々でしたが、その状況下で遣り難さを感じる部分と言えば、

"お願い事をしにくい"

という様な、いわゆる遠慮みたいな部分ではなく、社員さんが現場でチョンボした時に

『すみません!ウチの若いモンがやらかしまして!!』

と言えない事でした。

 

だって、僕が一番若いんだもん。

 

そして、働きたがらない兄さんや姉さんを沢山見てきました。

 

悪い意味でのサラリーマン気質なんです。

 

どこの組織にも素晴らしいサラリーマンは沢山います。

じゃなかったら、世の中の会社の8割はもう既に潰れてるんじゃないかとすら思います。

 

そして、そんな立派なサラリーマンを飼い殺してるのが無能な経営者だとも思います。

 

"会社の役に立ちたい"

"お客様に喜んで貰いたい"

"自分のスキルと経験を伸ばしたい"

 

そう考える人は、必ずと言って良いほど自分で考えて行動します。

 

でも、そんな思いを持った人を雇用できたとしても、大抵の経営者は

『俺の成功事例と同じ事をやれ』

『とにかく目の前の仕事をこなせ』

になってしまっています。

 

経営者本人も、創業時は何かしらの高い志しがあったはず。

 

そういう人ほど自分の成功事例を押し付けますし、二代目ほど世の中の厳しさを知らない為に人の痛みが分からないものです。

 

見た目がアレでも、時間にルーズでも、眉毛が無くても、僕と同じ気持ちで働いてくれる仲間と一緒に仕事ができる事が、幸せでなりません。

 

やりたい事があれば、やってみたら良い。

 

失敗しても、僕が

 

『すみません!ウチの若いモンが!!』

 

って言って謝りますから。