平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

人の時間を大切にしない人

先日、2日間の研修に行ってきたんですが、結果として主宰者側とちょっと揉めてしまい、貰えるはずの終了証を貰わずに帰ってしまいました(笑)

 

研修会場も別府からなかなかの距離にありまして、行き帰りもそこそこ大変なのに、よりによって二日目の最後のコマで問題となるやり取りが発生したのです。

 

 

あなたに人の時間を無駄にする権利はない

 

日頃は利用者のメンバーと一緒に外作業に行ったり、事務所では事業計画を作ったり情報収集したり、来客対応などをして過ごしていますが、どれも自分が選んだ仕事なので苦痛を感じる事はありません。が、こと研修となると自分の興味云々よりも ”受講する事そのもの” が目標になりがちです。

 

『折角受けるのだから』と、できるだけ集中力を高めて受講しますが、慣れない座学研修に初日からしびれてしまいました。

それでも何とか二日目の最終コマまでたどり着き、『これさえ受ければ』との思いから気持ちも楽になり、集中力も何とか振り絞っていましたが、実はその夜、18時からビジネスプラングランプリのセミナー講師を引き受けていた事もあり、16時50分終了直後に会場を離れなければなりません。

 

前のコマも予定時刻より早めに終わり、このままいけば予定より少し余裕が持てるかもと思いながら受講していましたが、どう見ても残り時間とパワーポイントで作られたテキストの枚数が合いません。

残り10分でテキスト15枚。1分で1枚以上のペースで進めないといけない計算ですが、これまで20分で進んだのは僅か10枚足らず。

 

『この講師、絶対に時間配分とか考えてないな。。』

 

僕は、終了予定時間になると同時に、ある程度の荷物をまとめて忘れ物が無い様に準備をしました。

 

しかし、予定時間を10分過ぎても一向に終わる気配はありません。

何なら、前のコマが5分以上早く終わってるので、15分以上超過している事になります。

 

そしてついにその時はきました。

時計が17時5分を指した頃、講師が

『では、今から2分程度のDVDを見て頂きたいと思います』

と言い出したのです。

 

僕はたまらず運営者側に相談に行きました。

 

『ちょっと、この時間超過はマズい。次の予定に差し支えるから何とかしてくれ。』

 

しかし、申し出は受け入れられず、

『先生のお話を最後まで聞かないと証書は発行できない』

と言われ、泣く泣く会場を後にする事になりました。

(実は随分とやり取りを端折っていて、かなり辛辣でセコイやり方を運営側にされました笑)

 

決まった講義の時間は受講していて、予定時間を過ぎているのは運営側です。

なのに、『遅れる事を先方に連絡してくれ』と言っても『それは出来ない』と。

 

人の時間を何と思っているのでしょうか。

 

もし、この運営者側の言い分が正しいのであれば、我々受講者は講師がしゃべり続ける限り、付き合わなければならない事になり、次の予定は入れる事が不可能になります。

 

さて、講師や運営者はそこまで受講者を拘束する権利があるのでしょうか。

 

 

僕の場合、来客者から僕の時間を抑えて貰う時には、申し訳無いのですが予め電話を入れて貰うようにお願いしています。

 

それは、作業中もずーっと時間を気にする事ができませんし、本当に申し訳ないのですがその方とのお話よりも優先しなければならない事案が発生する可能性も否定できません。

その為、先方にはその旨を伝えて、

『もしも〇〇があってはいけないので、予めご連絡を頂けませんか?』と伝えます。

 

それはある意味、来てくださる方の時間も極力無駄にしない為の工夫でもあります。

 

人が動く=お金が動く

 

と僕は常に考えています。

 

ですので、例えばSICへの入社を希望する方がいらっしゃった場合でも、先ずは数日間のお試しを勧めしているのすが、その時でも必ず一日分の時給をその日の夕方に現金でお支払いしています。

 

皆さんも、労働に対する対価をサラリーや時給で貰っていたりすると思いますが、それはつまり『人生の時間を使っている事への対価』でもあります。

 

お給料って、ある意味人生経験を積ませてもらいながらもお金も貰えるって、凄いなーと。