色んな事を勘案して算出した退職金は、「一般論」として約5,900万円とされる黒川前東京高検検事長の退職金。
森法相は、このニュースの中で
「処分による減額は受けない」としており、ここでも民意との考え方の乖離が浮き彫りになった気がします。
賭博って、そもそも違法じゃないの?って話に加えて、高検検事長という立場にある人が疑惑の対象となっているのですから、心中穏やかではありません。
いわゆる世の中の悪い人を取り締まるお役目の検察庁。
Wikipediaによると、
黒川氏はどうやらかなり上のお立場だった様です。
僕みたいな一市民には検察庁の組織や法律的な位置づけが何なのかは詳しく分かりませんが、老後2,000万円問題が噴出している現代にあって、その額は現役分の給与(報酬)も含めて十分すぎるくらいの額ですよね。
しかし、今後の捜査が進むにつれて ❝賭博❞ が明確になった場合はどうなるのでしょうか?
そもそも犯罪者が犯罪を取り締まる組織の中でもかなりのキャリアに居たとすれば、賭博を始めた時期に遡って処分したっていいような気がします。
そして、ここからが本当に思う事ですが、今回の様な処分付きの退職などに伴う退職金の支給については、国民の意見が常々反映されるべきだとも思います。
法律でガチガチに決められているのは理解しています。
でも、その退職金の原資は国民からの税金です。
であるなら、「法律がこうだから」と法律を盾にしての保身も兼ねた退職金確保をさせない為にも、国民が意見を言える環境を作って貰いたいなーと思います。
「こんな人に退職金払いたくない」と国民が思えば支払われない仕組みが必要だと。
そして、国民から ‟待った” が掛かった支払いに関しては、最終決定を裁判所が下すといった具合です。
公務員が不祥事を起こす事は正直珍しくないと感じています。
なのに、身分保障からほぼほぼ満額支給されてる事にすっごい違和感です。
これは議員さんにも言えます。
賭博なんかしていない僕の退職金は保証なんかされていません。
これが保証されるかどうかは、どんな仕事をしてきたかではなく、どこの大学卒業して、その後どこの組織に属したかだけで人生決まります。
賭博という犯罪を犯してても6,000万円近い退職金が支払われるのであれば、仕事上のプロセスは一切関係無い事になります。
黒川氏は自分で言うほど、本当に「地頭が良かった」のでしょうか?
こんな事をFacebookなどに書いてしまうと、すっごい怒られる可能性があるのでこっちにひっそり書いておきます。