平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

スイミー方式でお金を回す

経営が軌道に乗るまでの苦しい時期って、とにかくまぁ、あの手この手でやれる事は全部やろうと必死になります。

その時に上がった1円の売り上げの嬉しさは、やった人にしか分からない喜びです。

 

しかし、売り上げが上がってきても経営が立ち行かなければ何にもなりません。

 

そこで直ぐに思いつくのは ‟経費削減” です。

 

どうやってか売上原価を下げる事はできないか、無駄や削減できそうな支出は無いかなど、帳簿を徹底的に洗い出したりもします。

 

それを並行してやらなければならないのが ‟とにかく売り上げを伸ばすこと” です。

 

売上を伸ばす事より経費を削減する事に集中しすぎると良くありません。

 

売上は青天井に伸ばす事はできますが、経費はゼロにはならないんです。

 

でも、思考がマイナスに走ってる時って、不思議と『経費削減じゃーーーー!!』となってしまい、最悪の場合は従業員さんの給与カットまで手を出してしまいます。

そして、ついつい経営初心者がやらかしてしまうミスが

『自ら現場に出まくる』

『副業して自分の給料を浮かす』

という発想に至る事です。

 

こうなると、売り上げを伸ばす事も出来なければ、経費削減案を考える事もできません。

さっきも書きましたが売上高は青天井の伸ばす事ができます。

 

でも、何にも考えずにいては、絶対に伸びません。

 

売上が上がらないと、ついつい余計なことを考えてしまいますが、このときこそしっかりと経営に向き合うべきでしょう。

 

 

という事で雑談だけで600字も書いてしまいましたが、今SICはスイミー方式に取り組もうとしています。

 

このスイミー方式とは、一流の経営者では知らない人はいない、否、知らないなんて経営者の風上にも置けないとは誰も言っていない、いわゆる僕が勝手に名付けた方式です。

 

皆さんは、国語の教科書に出てきた『スイミー』は覚えていますか?

 

僕の記憶もザックリですが、確か小さな赤い魚が主人公で、いつも大きな魚に仲間が食われておしまいという悲劇のストーリー。

 

ではなく、その小さな魚が集まって群れを成し、大きな魚に立ち向かうという感動のストーリーだったと記憶しています。

 

そんなストーリーになぞらえ、SICの様な小さな会社でも様々な業種の会社をグループとして横並びになることで仕事を回していきます。

 

その中には、所謂 ‟営業会社” を設ける事で、外部からの受注を増やす事に注力できます。

 

その様に、外部に出していた業務を内部で回しつつ、新たな仕事を外部から取ってきます。

 

その際、内部の仕事は格安で受けて、外部の方は少し利益を頂きます。

 

これは、スバルでの高単価作業獲得に大きく寄与するはずです。

 

小さな会社が沢山寄り集まって事業をどんどん拡大する。

 

これぞ正に『スイミー方式』