ちょっと余談ですけど、人の噂って怖いですよねー(笑)
たまに噂話というのを聞くんですけど、正直僕はどこ吹く風です。
というのも、その噂を流してる人とは大抵会った事がありませんし、その人がウチの会社に来たこともありません。
「あそこって、なんか〇〇らしいよー」とか言うのであれば、その〇〇の部分が本当かどうかを先ずは確かめる必要があると思うんです。
じゃないと、もし違った場合は嘘になりますし、悪戯に人を傷つけたり陥れたりすれば名誉棄損で訴えられる可能性だってあります。
最近、フィリピンではこの様な噂話しに規制を掛ける‟ゴシップ禁止条例”が発動されたそうなので、噂話が好きな人がフィリピンに行く場合は気を付けてください(笑)
さてさて、表題の「経営とは値踏みである」とは有名方のお言葉ですが、どなたがおっしゃったのか肝心な部分を忘れてしまいました。。。
では、そもそも値踏みとはどういう意味でしょうか?
「値踏み」をGoogleで検索してみると
‟その物にふさわしい値を見積もってつけること”
と出てきました。
要するに、ウチでいうと出張洗車の値付けとなります。
勿論、値付けが高ければ利益が沢山出ますし、低すぎれば赤字が出ます。
例えば飲食店を経営されてる場合、
①家賃や水道光熱費、冷蔵庫やフロアマットのリースなどの固定費
②食材や飲料の仕入れ
③バイトを雇えば人件費
④ペーパータオルや伝票などの消耗品
といった、所謂売上原価が掛かります。
①③④は、仕入れ原価をあまり下げようがありませんが、②に関してはオーナーの裁量で上げる事も下げる事もできます。
その上で、オーナー自身も給料を取って、店に利益を残していくのはやはり大変です。
では、どの様に値踏みをすれば利益が出るのでしょうか?
その為には、先ずオーナーの給料や店に残す利益まで含めた経費の全てを計算する必要があります。
そこから店舗の(客席数×客単価×回転数)=一日の売り上げの目安 を出します。
この一日の売り上げを月の営業日数で掛ければ月次の売り上げ目標が出る訳ですが、毎月毎月コンスタントに行くほど甘くはありません。
その事も踏まえて、
‟鶏のたたきをいくらで出すのか” を考えなければならないのです。
とある飲食店では、「お客さんに値付けをしてもらう」というサービスをやっているお店もあります。
これはちょっと大胆なやり方なので参考になりにくいのですが、新規オープン前に友人を20名ほど集めて食事をさせて、出した料理の値付けをしてもらったというケースは結構聞いた事があります。
その時に重要なのが、自分が想定する相場観とお客さんの相場観がズレていないかの確認です。
原価が350円掛かる鶏もも肉に450円の利益を乗せた場合の価格は800円。味やボリュームを見てから高いか安いかを消費者は判断します。
「これは安い!!」と感じてもらえればバカ売れしますし、「少し高い気がするけど美味しいから食べたい!!」と思えばコンスタントに出ます。
450円の利益が出る鶏のたたきの利益率は約56%。
1本150円で販売する串焼きの原価は90円で利益が60円の場合、利益率は40%。
満席が20席で回転は1.3回。
客単価は飲み物含めて一人あたり4,500円を想定した場合、
一日の売り上げは117,000円。
平均利益率は48%。
一日の利益が56,160円である事が分かります。
これを27日稼働すれば、単純に1,516,000円程の利益となりますが、現実的にはこれの8掛けも想定します。
すると、月間の利益予想は1,213,000円とかなり大きく目減りします。
そしてここから、先述した①②④をねん出しなければなりません。
立地にもよりますが、20席が確保できる店舗の場合、別府でも150,000円~200,000円は見ておかなければいけません。
1、家賃 200,000円
2、水道光熱費 120,000円
3、飲料仕入れ 380,000円
4、リース 80,000円
5、人件費 140,000円
6、ガソリン 15,000円
7、雑費 30,000円
トータル 965,000円
利益からその他の経費を差し引くと純利益は248,000円となります。
あれ?
儲かってなくね??
ですよね。
売上残すどころか、オーナーの給料すら危ぶまれる状態。
この場合、打てる手と言えば家賃を下げるという考えもありますが、やはり立地は重要です。
品質を上げて客単価を挙げると原価が上がります。
それと同時に回転数も上げなければ意味がありません。
原価率はそのままで客単価と回転数を上げる。。。
これが出来ればみんな商売上手くいきますよね(笑)
やっぱり、値踏みって重要なんだなーと痛感します。
客単価が5%上がるだけでも、売り上げは60,000円から変わってきます。
後は回転数を上げる事です。
その為には営業時間を延ばすというのも手ですが、お客さんのニーズが無い時間に空けても光熱費が嵩むだけです。
となると、やはり利益率が高いキラーコンテンツがあるのと無いのとでは差が出ますよね。
少し(利益率が)高くてもバンバン売れる商品を持っていれば強いですよね。
そんな風に、売れる商品は強気の値段設定にする事も重要です。
僕も、もう少ししたら洗車の値段設定変えるかも(笑)