日本のアニメや食文化などのコンテンツを ”クールジャパン” として海外に積極的に売り込もうと始まったクールジャパン機構。
早速厳しい現実にぶち当たってるようです。
国が絡んで成果がでた事例を僕は知りません。
国って、お金出す時に色々な要望出してきます。
そりゃそうですよね。
国民の大事な税金をぶち込む訳ですから、透明性や公益性が確保されてるのかをチェックしないといけませんから。
でもね、これこそが事業を失敗に導くんです。
クールジャパンも結局の所はビジネスな訳ですから、多数決で物事を決めてたんじゃ絶対前に進みませんし、正しい判断にはならないんです。
ビジネスは、責任感と決断力のあるリーダーがトライを続ける事で成長します。
そこに対してやれ『報告しろ』だの『書類を出せ』だのと言われたんじゃ面倒臭くて仕方がありませんよね。
そもそもですが、僕は ”クールジャパン” というコンテンツを国が取り扱うべきでは無いと思っています。
というのも、クールジャパンはヲタク文化が根底にありますよね。
それって実は『広めるもの』じゃなくて『広まるもの』の違いがあって、食文化は ”広める” 事が大事ですがヲタク文化は ”広まる” 事が大事なんですよね。
広めるにはEXPOなんかが分かりやすく、しかも手っ取り早い。
そう考えると、これには食文化がマッチします。
広まるにはインターネットが不可欠です。
そう考えると、ヲタク文化はこっちじゃないでしょうか?
恐らく、経産省ではこういう事を考えて無いんじゃないかと。
食文化を広める発信するEXPOやることも大切ですが、それと同時にやるべきことは広まる作者の権利をどう擁護するかの仕組み作りが大事だと思います。
来年度にも黒字化が見えなければ早くも統廃合が検討されるそうですが、このままじゃとても黒字化なんて見込めないでしょうねー。