日本のプロ野球で、40歳過ぎても現役で投げ続けた投手に『サウスポーの技巧派』が多いのは何故なのでしょうか?
やはり、直球で押すタイプの投手は腕を痛めやすいのかも知れませんね。
それにしても何故サウスポーが多いのかは疑問が残るところです。
さて、本質は『不適切な経費請求』では無いようなきがします。
記事には
社内調査に鴇田氏は曖昧な弁明を繰り返しているといい
とありますが、これは記事の書き方に "悪意を込める” こともできますよね。
この、電撃解任された社長さんは
鴇田氏は旧通産省職員から京都府副知事、中小企業庁長官などを経て、2005年にTOKAI社長に就任。生え抜き人材以外のトップは初めてで、リーダーシップを発揮して11年のホールディングス化を主導した。
とある様に、生え抜き以外では初めての社長就任とのことですが、僕はここが気になってます。
というのも、このケースはやはり "叩き上げ” からすると面白くないのも事実。
『ホールディングス化まで主導』となれば、実力と実績は文句なしなので突きようがありません。
そうなると、一番やり玉に挙げやすいのが『経費の使い込み』なんですよね。
これだけの経歴をお持ちで実績もあれば、記事にもある様に
「鴇田氏は人脈が広く、どこまでが不適切なのか判別しにくい。(同HDが問題視している会食も)本人は認識が違うのかもしれない」
と言うのが現実でしょう。
もちろん、家族との食事や旅行に経費を使っていたのであればそれはお咎めの対象でしょうが、これだけの企業の社長ともなればそれなりの役員報酬を貰っているでしょうから、まぁそんな派手な事にはならないと思います。
今回、僕が一番違和感を感じてる部分が
解職は直前まで、予想していなかったとみられる。同HDグループの奨学生認定証授与式に登壇した今月12日には、
とあり、如何に解任劇が水面下で行われていたかを象徴するものであり、社長以外の生え抜き役員が主導し、実行に移したのかが伺えます。
これこそ、僕は『生え抜きによる "下剋上”』だと思うんですね。
『実力や実績では文句言えない。 だったら、経費の使い込みを突いてやろう。』と。
恐らく、経理を担当している社員が『こんなん、会社の経費で落とすなんてダメだろ!』となって上長に相談したのが切っ掛けで、元々社長の事を良く思って無かった役員連中がこれをネタに下剋上を画策したか、若しくは役員主導で "経費使途の粗探し” を主導したのではと勘ぐってしまいます。
だって、解任直前まで何も知らなかったとなると、社内での情報統制は相当慎重に行われていたはず。
まぁ、社長さんにも『この位は経費で落として良いだろう』という脇の甘さがあったとは思いますが、『会社の損害』と認められる金額が余りにも少額で肩透かしを食らう可能性だってあります。
『1円でも不正は不正だ!』と言われれば、それは正論でしょう。
でも、取引先へのお土産だって営業活動の一つですし、何よりクレジットカードの明細では『どこで何を買ったか』までの詳細は出ません。
何より、経費の使い方にせよなんにせよ、『水面下で動いていきなり解任』は相当せこいやり方だと思います。
先ずは社長へのヒヤリングを行ったり、会計事務所の担当者から社長へ注意することもできたはず。
それをやらずに解任するって言うのは、会社としてのガバナンスを疑いますよね。
逆に言えば、これができる会社という事です。
今回の解任劇は、起こるべくして起こった様な気がします。
①生え抜き社長を快く思わない、叩き上げ役員が複数いた。
②実績十分だから、そこについては何も言えなかった。
③社長は、自分の右腕を作っていなかった。
④社長と経営幹部との日頃のコミュニケーションやコンセンサスが希薄だった。
という感じでしょうか。
次の社長さんが生え抜きであっても、"後ろから刺されない様に” 常に背後には気を付けた方が良いでしょうね。
あー、恐ろし。。